雨の中

雑感

岩出市の皮膚科に行った。しかし、医院に行くと休診だった。
「あっ、木曜日か」
ようやく曜日に気がついた。なかなかあほだ。医院の前まで来ないと曜日が分からなかった。
このときも雨は激しく降っていた。Uターンして広い道路に戻ってきたときにコーヒーが飲みたくなった。
とりあえずセブンイレブンの駐車場に車を止めて、カーナビでカフェを検索すると、数キロ先に移動するという表示ばかりだったので、カフェに行くことはあきらめて、セブンイレブンに入ることにした。車はお店の右端の駐車コーナーに頭から突っ込んだ。ぼくの横にはランド・クルーザーのような白い大きな車が停まっていた。目の前にコーヒーのセルフサーバーの横にあるイートコーナーがガラス越しに見え、学生服を着た女の子たちの笑っている姿が見えた。
お店の中の棚を物色して動き回っていると、コーヒーと一緒に何かスイーツを食べようという気持ちになった。
プリンかそれともチーズケーキか。結局、ホットとシュークリーム代をレジで払って車に戻った。コーヒーカップのホルダーにドリップで淹れた紙コップのコーヒーを置いて、シュークリームの封を切った。フロントガラスに落ちる雨は次第に激しくなった。

シュークリームを食べ終えてもコーヒーがまだ大分残っていたので、飲みながら読みかけの「メトロに乗って」を読むことにした。
フロントガラスを叩く雨の音が車の中にも聞こえてきた。雨足が強い。
読んでいると小説は、“アムールは小沼佐吉だった”という衝撃的な場面にさしかかった。話の展開に衝撃を受けていると、目の前が見えなくなるほど、雨が激しくなった。
少し外が暗くなり、セブンイレブンに集まってくる車が増えてきた。ちょうど番号を振っている2つの章を読み終えたので、本を閉じた。夕暮れの時間になりつつあった。
「かつらぎに戻ろう」
車をバックさせると、セーラー服姿の女の子が自転車に乗って車の横を横切った。合羽を着ていなかった。驚いて見ていると彼女は、自転車から降りてセブンイレブンの中に入って行った。
ずぶ濡れだろうなあと思いながら車をUターンさせ、車を本線に乗り入れた。信号を越えると坂道になる。雨が、まわりの街並みを白くけぶらせるほど激しくなった。インターのカーブを曲がって京奈和に入り、岩出の長いトンネルを抜けても小ぶりにならない。

車を走らせながら、とりとめもなく頭に浮かんでくることを追いかけていた。3月8日、今日は身近な友人が3人も誕生日だった。そんなことも含めてなんとなく考えていると、どこを走っているのか分かりにくくなった。随分走ったような、走らないような感覚だ。岩出市から紀の川市へと東に移動すると次第に雨足がゆるくなった。
「この両側の高い壁は、かつらぎ町に入るところの壁だろうか」
そう思って景色を見るとかつらぎ町の西側のインターが見えてきた。

今日も同級生の父親が亡くなったのでお通夜に行く。今年に入りもう4人同級生の親が亡くなった。この前のお通夜も雨だったが、今日も似たような雨が降っている。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログ 政治家(市区町村)へblogram投票ボタン

2018年3月9日雑感

Posted by 東芝 弘明