空海の本をいただいた

出来事

「昼食遅いんですね」
知っている人に声をかけた。
話はここから始まった。
「最近はスピリチュアルに凝っているんです」
その男性は、昼食が遅くなった理由を答えてから、次第に自分の今の心境に関わる話をし始めた。
男性の医者という職業からは、思いもよらない話だった。
「生まれ変わりを信じているんです。そう考えたら楽になります。人生は一度きりではない。現在の3次元の世界は、修行の世界です」
「輪廻転生ですか」
「そうです」
「死んだら4次元の世界に行き、そこで瞑想し、魂を綺麗にして白紙になったら、もう一度生まれ変わるんです」
「ぼくは大学に入った頃、手塚治虫の『火の鳥』を読んで輪廻転生にいたく心を引かれていました」
「そうですね。ありましたよね。人生は一度きりだと考えると救いがなくなります。でも生まれ変わりがあると思うと、気持ちが楽になるんです」
「なるほど」
「空海の本を読んでいるんです」
鞄の中から男性は1冊の本を取り出した。
「少し紹介しましょうか」
男性は空海の書き残した言葉を現代訳したものを読み上げた。
空海はたくさんの書物を書き、人間の心構えを書いたのだという。その本は右のページに空海の現代訳を書き、空海の言葉を小さく書いて、左のページでその解説を行うという形を取っていた。
「よろしければ、差し上げますよ。200冊ぐらい買って、いろんな人に差し上げているんです」
本の帯には、10万冊突破と書かれていた。10万冊分の200冊、決して小さい数字ではない。
「湯川秀樹さんとどなたかの対談で空海のことを語っていたのを読んだことがあります。湯川さんは『空海は天才でした』と書いていました」
ぼくがそう言うと、
「そうです。空海は天才です。IQが高かったのですが、EQもCQも高かったんです。EQというのは心の知能指数、CQというのは好奇心です」
男性は、心の知能指数と好奇心の説明をしてくれた。この話は、なかなか面白かった。

空海の話が出たので神仏習合の話をすると、「神仏習合が日本の在り方の象徴です」と男性は語り、文化が150年単位で変遷していることを語り始めた。
明治維新から150年。日本は変化する地点にあるという話しも出された。
男性は、瞑想を1日15分しているという話をして、瞑想を進めてくれた。瞑想の話は、また今度書いてみよう。

いただいた本は、『生き方が変わる 空海 黄金の言葉』という文庫本だった。面白そうな本だ。


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2018年6月9日出来事

Posted by 東芝 弘明