カメラ・アイは面白い
土曜日の合同街宣は、「柿の郷くどやま」(道の駅)だった。帰りにアイスクリームを食べることにした。
「外で食べますか、店内ですか」
これでわずかだがお金が違う。暖かな日だったので、店外を選んだ。
この前、山田洋次さんの「男はつらいよ」の撮影方法に対して、書いてみた。ぼくは、1980年夏に封切られた第25作目の「寅次郎ハイビスカスの花」以降「男はつらいよ」の最後、つまり第48作の「男はつらいよ寅次郎紅の花」までのすべてを映画館で見た(その後の2作も映画館で見た)。
66歳になって、思い至ったのは、山田洋次監督のカメラ・アイのすごさだった。この人が描いた「寅さん」は、寅さんの内面を全く描いていない。それなのに観客は、寅さんの気持ちが手に取るようによく分かり、映画を見て泣いたり笑ったりする。この「寅さん」という希有な映画監督の作品を、ぼくは食い入るように見てきたので、映画の数々を思い浮かべれば、カメラ・アイの手法で文章が書けると思った。これは揺るぎない確信になった。
書いてみると、非常に面白い。目に見えるような文章は、目に見えるように書いているということだ。書く人間が頭の中に映像が浮かび、それを文章にする作業を重ねることが、カメラ・アイにつながる。困ったときは寅さんを思い出せばいい。これを発見できただけでも嬉しい。







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