ナイロンブレイド
自宅の裏庭の草を刈った。刈払機に混合燃料を入れて、エンジンを掛ける。刈払機の燃料は、いつも機械から抜き取っているので、空の燃料タンクに燃料を入れると、エンジンに燃料を手動で送る必要がある。押すとぺこんとへっこむ黒いボタンのようなものが、燃料を送り込む小さなポンプになっている。
このボタンを数回押してからスターターの紐を何度か引くと、エンジンがかかった。
刈払機のヘッドには、ナイロンブレイドの刃が付いていた。黒いプラスチック製の直径15センチ、厚さ10センチぐらいの円盤が刈払機のヘッドに装着されている。このヘッドから対角線上に白いナイロンが出ている。エンジンを切るとナイロンの紐は危なくない。危険率はゼロだ。エンジンを掛け、ヘッドを高速回転させると、飛び出しているナイロンが、草を吹き飛ばす。ナイロンに当たった草は粉々になる。目の前で草が粉々になっていくのは楽しい。
草を刈っているとナイロンが千切れて短くなる。今回使ったヘッドは、地面にヘッドを打ち付けるとナイロンが出てくる仕組みのものだった。刈った後は地面は芝のようになり、根こそぎ草がなくなるというものではない。
家の裏は、4月も半ばを過ぎると、草がかなり生えてきた。命の芽吹き。春になると毎年この作業を行う。
ナイロンブレイドは、ナイロンが細かな石を飛ばすので、四方八方に細かな石が飛んでくる。石は壁にも大型の倉庫にも足や顔にも飛んでくる。壁や倉庫の壁に当たると音がする。目には、両目全体を覆うことのできるプラスチック製の防護用グラスを付けるので、石からは守られている。石が足に当たると、ジャージの上からでも、足が少し内出血する。当たると痛い。草が粉々になるのは気持ちがいいけれど、チップソーの歯で草を刈るよりも危ない。
今日は、作業の途中でナイロンブレイドの刃がなくなってしまった。このヘッドを外し普通のチップソーに交換した。こちらの方が扱いが簡単だ。細かい石もあまり飛ばない。
午後、事務所に行った。思った以上に静かな中で作業をした。








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