インフルエンザと新型コロナ
朝9時30分から残っていたポスターを3人で貼りに行き、最後に寄った家でコーヒーを飲ませていただいた。ワクチンのことが話題になって、打つか打たないかという話も出た。打つ、打たないは個人の自由だという話をしながら、ぼくは打つという態度も示した。
インフルエンザの患者が少ないという話が届いた。厚生労働省の発表では、今期(2020年から2021年)の感染者数の推計は1万4000人。昨年(2019年から2020年)が728万5000人だったので、前年比で500分の1以下になっているということだ。マスクと手洗いの徹底と実施が、こういう結果を生み出したという見方が強い。他の感染症も減少しているようだ。ウェザーニュースにあるグラフを紹介しよう。
インフルエンザと新型コロナの感染の同時流行を心配していたが、インフルエンザワクチンを打った人も多かったということもあって、インフルエンザは流行に至らなかったということだ。
風邪の患者も減っているようだ。こちらの方は、インフルエンザのような推計もできないので、こういうグラフが載っていた。
これに対して、新型コロナ感染症はどうだろう。4月5日時点の資料がネットにあったので紹介しよう。
新型コロナ感染症、恐るべし、ではないだろうか。マスク・手洗いを徹底していても、かなり感染力が強いということではないだろうか。感染力の強さは、インフルエンザを大きく上回るのではないだろうか。
マスク・手洗いだけではなくて、感染源を突き止めるための積極的検査による感染の押さえ込みをしないと感染の広がりを止めることはできないという話ではないだろうか。医療と介護施設におけるPCR検査、感染地だと思われる地域での面的検査を実施して、無症状者を把握して、隔離・治療を行うという対策を講じないと第4波を押さえ込むことはできないのではないだろうか。
午後、紀の川市で会議に参加したあと、学童保育に議会だよりの取材に行った。いいコメントといい写真が撮れた。新しく建て替えるようになったことは、本当に嬉しい。
ディスカッション
コメント一覧
あの・・・感染力をインフルエンザと新コロナを比較するのに、このデータをもって結論を出すのは間違っています。
インフルエンザは「受診者数」。新コロナは「感染者数」。つまり比較するデータが違います。
具体的に言うと、インフルエンザは発症して医療機関で治療を受けた人の数ですが、その医療機関が報告忘れなどがあるから、もっと多くの発症者がいる。またインフルエンザは予防接種があるにも関わらすその数字ということです。
それに対して、新コロナの場合発症者がでると、その接触者すべてを検査して感染者を調べ無症状者までカウントしている。その上、発症者といってもほとんどが軽い症状で大したことない。まれに肺炎になることがあるというレベル。
マスクや手洗いの効果は、インフルの激減が示唆していますが、それをもって新コロナの感染症を語るのはいささか早計です。
インフルエンザの患者数は、昨年との比較をのせました。こちらの感染者の特徴は、症状が出てしんどくなるということ。それでいえば、今年度は激減したということです。マスクと手洗いの効果が大きく出たということでしょう。これに対して、コロナは、マスクと手洗いをしていても感染が広がり、重症患者も多く生まれているということです。無症状のまま感染を広げてしまうという特徴もあります。インフルエンザと比較しても感染力が高いといえるでしょう。
インフルエンザのの数字と新コロナの数字を単に比較するのは早計です。同じ条件で、比べた数字ならいいけど、条件が全く違います。特に新コロナの場合PCR検査の陽性者までカウントしている。PCR検査というのは遺伝子情報を何倍にも拡大する検査なので非常に敏感です。PCR検査陽性だけで感染者なぁ~・・・
おなじウイルス飛沫感染なので、感染力にそれほど差はないと思いますが・・・・
感染力がすごく強いのなら、電車の中でも感染すると思いますよ。
実際は、電車の中でも感染していると思います。同じ条件で言えば、同じ日本人の同じ時期の患者発生数です。インフルエンザは、罹っていても知らない間に治っていた人は、ほとんどなくて、圧倒的に熱が出てしんどくなるという形になるので、罹患したらお医者さんにかかる率が高いということです。
昨年と比べ患者が激減したことに対し、新型コロナの方は、どんどん広がって志望者数も増えています。同じウイルスですが、発症の仕方がかなり違うのでやっかいだと思います。山中伸弥さんが説明していましたが、新型コロナは、感染しても感染したように見せないでだます傾向があると言っています。無症状患者の中には、感染しているのに騙されている人と、自分の免疫力でウイルスを押さえ込んでいる場合の2つに分かれると思います。自分の免疫力で押さえ込める場合はいいのですが、騙されている場合は、肺炎になって症状が出てくるなど深刻な事態になってしまいます。
和歌山県は、無症状の人の6割はその後症状がでてくるし、無症状患者の12%はその後重篤化することを発表して、入院させないと命にかかわると言っています。新型コロナウイルスの特徴はここにあるのではないでしょうか。