父と終戦
8月15日は、父のことを思い出す日でもある。父は死なずに戦地から帰ってきた。戦争が終わった年は25歳になっていただろうか。戦地で病気にかかり、一度戻ってきて、また戦地に行っている。軍歴には支那事変に関わったと記されていた。父の軍歴を調べたいと思いつつ、そこから ...
夕暮れと寄宿舎
午前中会議、午後会議、夕方打ち合わせ、取材の事前打ち合わせで1日が終わった。秋めいてきた。夏の終わりが近づいている。 夕暮れになると思い出すのは、笠田中学校の寄宿舎での生活だ。寄宿舎というのは、笠田中学校の学校内に建てられていた山間部の子どもたちの宿泊施設だっ ...
一つの絵
宮下奈都さんのエッセイ集『はじめからその話をすればよかった』を読んでいる。宮下さんは、エッセイで赤裸々に自分のことを書いている。普通、一般人は、自分の思いや過去の出来事を赤裸々に語ることはしないで、いろいろな思いを胸の中に折りたたんで生きている。でも、エッセイ ...
M先生のこと
出初め式が朝9時から行われ、午後2時からは成人式があった。 出初め式の今日、朝7時30分に高野口で火事があった。火事があったのはM先生のお宅でM先生が亡くなられた。ほんの1週間前にぼくたちがおこなった同窓会に出席していただいたのに。同窓会の席上、90歳までは生 ...
湯子川でのキャンプを思い出した
子どもたちのキャンプが終わって、1日経った。早く眠ったのにまだ眠気が襲ってくる。 疲れが取れていないということだろう。 海南の塩津小学校よりももう少し高台に芝生を敷き詰めた2段になった公園がある。そこには、まきで調理が出来る屋根付きの調理場があり、会場の一番奥 ...
死者は生者のなかに生きる
今日は、お葬式のお手伝い。 空気は冷たいが、日差しは暖かかった。 お別れのときに花を手向けさせていただいた。葬儀のあと斎場まで車に乗せてもらって行かせていただいた。 本日は、斎場でのお葬式がなかった。駐車場には、マイクロバス1台が横付けされているだけだった。 ...
母が残した3冊のノート
ぼくの母は、ぼくが17歳の時にガンで他界した。 Blogを書き始めたときに、母の葬儀にいたる顛末を書いたことがある。 母の命日に 26歳の12月、こんな詩を書いている。 かあさん かあさんの残した三冊の 日記と短歌と俳句の ノート かあさんは ガンに蝕 ...
入党のおすすめのために橋本市に
入党のおすすめ会があったので橋本市に行った。結果は、「真剣に考えてみます」ということだった。よい返事が返ってきたらうれしい。 橋本市からの帰り、入党の話について考えていると母のことを思い出した。 ぼくは、27歳の頃、民主青年同盟が出している「民青新聞」という新 ...
母の命日に 2005年2月14日(月)
今日は母の命日です。 お昼、家に食べに帰る途中、スーパーによって母の好物だったモナカをお供えに買いました。仏壇に供え、お茶を入れロウソクと線香を立て火をつけました。仏壇用の白い湯飲みから湯気が立ちのぼり、少し揺れながら消えていき、線香の煙りは、上に真っ直ぐ伸び ...