政治のことを普通のこととして語れる社会を

雑感

日本という国は、政治的な発言を自由にできないような雰囲気をもっていると思いませんか。大手を振って発言しているのは、安倍政権にヨイショして、ヘイト的なスピーチをすることでしょうか。そういう発言も圧倒的多数の人々は、ネットの中で自分の正体を隠してものを言っています。
「憲法を守れ」という発言は、「政治的な発言」ではなく、公務員の義務です。公務員になる時に、全ての公務員は憲法を守ることを宣誓しています。日本国憲法には、公務員には憲法を守る義務があると規定しています。最高法規の憲法を守る義務は、国民にはありませんが、公務員には守る義務があるということです。なのに「憲法を守れ」と発言すると「あなたは日本共産党ですか」というようなへんな見方が広がっています。「9条を守れ」という主張が特定の政治的発言だというのも、同じようにおかしいと思います。

多くの人々は、政治を抜きしにしていろいろな会話を交わしています。政治的な発言を避ける傾向も明らかに存在します。こういう傾向がどうして日本の中にあるのか。このことはじっくり考える必要があると思います。圧倒的多数の職場、労働現場では政治の話がタブーになっているのが、日本の現実ではないでしょうか。働く人の多くが、労働組合のない職場で仕事をしていて、仕事上のトラブルが発生しても、働いている職場を良くするような動きをすれば排除される仕組みがあることが、政治から人々を遠ざけているのではないでしょうか。

政治のことを普通に語れる世の中をつくる。職場を働きやすい場所に変えるためにごく普通に労働組合に入る。こういうことが普通に実現する世の中を作ることが大切だと思います。


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雑感

Posted by 東芝 弘明