史的唯物論の力

雑感

午前中、2つの会議が重なっていたが、一つなくなったので、やっている会議に参加した。歴史を学ぶということがテーマだったが、歴史というのは面白い。いろいろな糸が絡まりつつ関係しながら歴史は進む。振り返って見ると、その当時見えていなかったものが見えてくる。日本共産党の歴史でいえば、1990年代、1995年から1998年頃までの3年ないし4年間、日本共産党の躍進の時期があった。この時期がどうして短く終わったのか、日本の歴史の中でつかみ直したいと感じた。

中曽根内閣からの改革が新自由主義的なものだったという位置づけになっているが、その後発生したバブルとその破綻、修復の1990年代をへて新自由主義的な改革が本格的に行われた小泉さんによる構造改革、そのことに対する批判と民主党政権の誕生、民主党政権の崩壊と、そのあとの安倍政権、この中での野党共闘の運動の発展。こういう歴史の流れの中で今を考える意味は大きい。そういうことを捉え直したいと考えた。

歴史観をもつという意味は大きい。日本共産党は、現在と現代を分析するために、この歴史観を極めて重視している。唯物論によって培われた史的唯物は、過去を振り返りつつ、一番どの分野で力になるのかといえば、それは現在進行形の課題の分析になる。ここにこそ、史的唯物論の真価が発揮される。最近、この史的唯物論の視点として強調されているのが、政治対決の弁証法だ。この理論は、深く面白い。


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雑感

Posted by 東芝 弘明