あー、腹が立った

出来事

今日は会議で、思いっきり切れてしまった。その人は、ぼくに対して上から目線で、「そんな姿勢ならば、目的を達成できることはないんだから、やめてしまえ」という意味のことを言った。「やめてしまえということですね」という意味のことを返事として返していると、すごく腹が立って切れてしまった。その人の言い方は、相手に腹を立たせてやる気にさせたいというようなものだった。強烈な上から目線。上から目線ここに極まれりだった。
あんたの姿勢を評価する、評価しないというのは、神のような視点に立って、相手を見下して採点することに他ならない。評価というのはどう考えても対等平等の立場に立ったものではない。

日本共産党は、よく会議で討論のまとめのようなことを行う。学校でいえば、指導主事が行う講評もこれに当たる。まとめにしても講評にしても、間違ってはならないのは、対等平等の立場に立って発言しているかどうかだ。一段上に立って評価を下すようなまとめや講評ほど嫌らしいものはない。
相手を支配したい人間は、一段上に立って誉めたり批判したりする。このやり方を続けていると、まわりの人々は、評価を期待して動くようになる。評価を下している側は、支配することが目的だから、相手が自分の言葉を粋に感じて、言われたとおり動くようになると嬉しくなる。
いろいろな職場でも、権限を握っている上司が誉めたり評価したり、怒鳴りつけたりしながら部下を動かしているところでは、部下たちが指示待ち人間になる。自分で判断をして、自分で動く信頼できる人間を育てたいのであれば、対等平等の立場に立って、一歩を踏み出す勇気を与えることだ。人間は、自分自身で判断し行動を起こす権利を有している。全ての人々は、自分の人生を自分で選択する中で人生を意味のある豊かなものにする。そのことを深く認識して、相手と接する必要がある。自分の力によって他人を支配するような人間関係を作ってはならない。

会議で相手を攻撃する人間は、最初から攻撃する相手を支配しようとしているのだ。ぼくが未熟だったのは、この相手の攻撃に乗ってしまって切れてしまったことだ。この攻撃に乗らないで冷静に対応できるようにならないと、一人前だとは言えない。人間ができていない。切れてしまったのは本当に情けないことだった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明