アメニティかつらぎの竣工式 2005年3月27日(日)

かつらぎ町議会

11時から「アメニティかつらぎ」の竣工披露があったので、他の町議会議員といっしょに出席しました。この施設は、かつらぎ町の土地開発公社が所有し、販売していた企業用地に進出した「介護老人保健施設」です。
企業用地が塩漬け土地になりつつあったときに、進出の話が出て、かつらぎ町は少しだけほっとしました。しかし、まだ企業用地は売れ残っており、進出企業を探しています。
「アメニティかつらぎ」に入所できる人員は66人で、内訳は一般療養室36床、認知症療養室30床となっています。また、通所リハビリのサービスがおこなわれることになっており、この定員は20人です。パワーリハビリに力を入れたいということで、そのための機材も置かれていました。
この施設は、「医療法人志嗣会」がつくった施設です。橋本市には、同じ志嗣会の介護老人保健施設である「メディケア橋本」があります。今回で老健施設は2つ目となります。
理事長は秋本登志嗣氏です。この方は五條市の選挙区から県会議員に選出されている方で、現在奈良県議会の議会運営委員長を務められています。
竣工式は、予定の時間から5分ほど遅れ、秋本登志嗣理事長のあいさつから始まりました。式典の予定は、30分という短いものでしたが、秋本氏が予定をオーバーして30分ほど話されました。その結果、竣工式は予定の時間を40分オーバーして、館内の見学時間がなくなってしまいました。式が終了した12時10分頃から、建物の奥に会場を移して立食パーティー形式の祝宴がおこなわれました。
秋本氏は、竣工式の長いあいさつの中にこんな話を盛り込みました。
「私はやくざだといわれました。高野口方面からこのような噂が出て、私の耳にも入りました。しかし、私はやくざではありません。私はもと警察官でした。ですからやくざではなく公務員です」
この話は、竣工式という性格からして、かなり趣向の違う話でした。
祝宴で乾杯の音頭をとったのは奧野恒太郎九度山町長でした。
「私もこんな厳つい顔ですからやくざだといわれます。秋本会長も同じように厳つい感じですからやくざだといわれるのでしょう。生まれ持った顔と体ですから、しかたがない」
乾杯の前にこんな話をしていました。
お二人とも、やくざが好きな訳ではないと思います。
でも何度もやくざでないことを強調されると、なぜ何度も否定するのだろう、なぜ楽しそうにこの話をするのだろうと思いました。
竣工式でやくざという言葉に出会うとは思っていなかったので、なんだかユニークでした。
志嗣会を含む秋本グループは、建築業や土木業、観光業なども併せ持つ大きな同族の会社のようです。祝宴では、グループの会社幹部の方々が秋本理事長に率いられて、各テーブルへのあいさつ回りをしていました。
今日の竣工式には、この「アメニティかつらぎ」で働く職員と思われる方々も参加されていました。スタッフは50人。地元からの雇用もあったと思います。新しい雇用の場ができ、老健施設ができたことで、サービスが充実することを期待します。
2時から総合文化会館で上映された映画「ミスターインクレディブル」を家族3人で見に行きました。1時間55分。存分に楽しませてもらいました。
日本語吹き替え版だったので、娘も喜んで見ていました。英字新聞の見出しが日本語に替えられているところなど、細かい配慮がされていたのには驚きました。コンピューターグラフィックならではの作成方法です。
帰ってからこの映画のホームページを見ると、インクレディブルの声は三浦友和さん、インクレディブルの奥さんは黒木瞳さんでした。コンピューターグラフィックは、洗練されていて、実写のような迫力があります。作った会社はピクサーです。この会社の会長はスティーブ・ジョブズです。そう、AppleのCEOです。
コンピューターグラフィックによる映画でのピクサーの成功は、Appleの成功を上回っているような気がします。
帰ってきてから、予算の質疑の準備にかかりました。あと、下水道と水道の準備をすれば、眠ることができます。
   よし、がんばるぞ。


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かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明