京奈和のパーキングエリアのお店は夜7時で閉店?

かつらぎ町議会

新しいブログのスキンは、iPhoneで見たときに、標準のままでiPhoneに対応しているような感じだ。ブラウザ表示が、Macとは全く見え方が違うようになっている。ただ、iPhone用の画面が、右横のカラムを表示しないのに対し、標準表示の方は、右のカラムを全部下の方で見せるようになっている。
新しいブログをiPhoneで見た人から、見やすいというコメントが入ったので、しばらくは、このスキンを使うことに決めた。

今日で一般質問が全て完了した。

午後から全員協議会が開催された。かつらぎ西パーキングエリアの上り線に作られる地域振興施設(物産販売、飲食提供施設、イベント広場の運営)の指定管理に関わって、仕様書と事業計画書、収支計画書に基づく説明があった。
かつらぎ西パーキングエリアへの物産販売所は、役場が基本的なコンセプトを物産販売所に置いたので、朝7時から夜19時までの12時間営業という形になる。パーキングエリアのお店が、夜の7時に閉まってしまうのは、いかがなものだろうか。

かつらぎ西パーキングエリアは、現在のところ、京奈和自動車道の唯一の休憩場所になっている。トイレ休憩のできる唯一の場所なので、京奈和のルートが延びるに従って、休憩場所としての比重が高まってくるだろう。普通は、このことを重視してお店を作る。しかし、かつらぎ町は、かなり早い段階から地元の農産物やフルーツを販売するアンテナショップという位置づけを与えて、この場所にお店を作ることを考えてきた。
この考え方は、京奈和自動車道を走っているドライバーがパーキングの顧客になるということを中心に考えたものではない。ドライバーの休憩場所ということを第1に考えるのであれば、夜も一定の時間まで食堂の開設を考えるべきだったと思われる。夜の7時にお店が閉まってしまうというのは、パーキングエリアのお店としては、いかにも閉店が早すぎるのではないだろうか。

普通、交通量の予測だけではなくて、どのようなお店が求められるのかをリサーチした上でお店の基本を考えるのだけれど、かつらぎ町は、交通量が多いので物産販売所を作りたいという考え方を前に押し出して、十分なリサーチもしないで、お店の基本を考えたようだ。こういう形でお店が作られているので、朝の7時から夜の19時までという営業時間設定になったと思われる。

顧客はいったい誰なのか。ということを真剣に考えないと、お店の基本的なコンセプトはできない。これはマネジメントの基本だ。対象となる顧客を見定めてお店の基本を組み立てないとお店の経営はうまく行かない。ぼくは、パーキングエリアのサービスステーションなのだから、ドライバーのために休憩所を設置すべきだと考え、そういう発言を繰り返してきた。物産販売所を中心にしたお店を作ることに対しては、最初からかなり違和感を感じてきた。

今回、指定管理の公募期間は、11月24日から12月4日の10日間だった。いくつかのコンビニエンスストアから問い合わせがあったが、仕様書を明らかにして公募した期間がわずか10日間だったので、応募してきたのは、「株式会社まちづくりかつらぎ」設立準備会(登記後は「株式会社まちづくりかつらぎ」になる)という1団体だけだった。10日間で、公表された仕様書を踏まえて事業計画書や収支計画書を作成するのは、大手コンビニといえども難しいだろう。
現時点では、「株式会社まちづくりかつらぎ」設立準備会の支配人は決まっていないという。本格的な準備は、来年の1月からだろう。支配人など、社員の体制が整わないと本格的な準備には入れないと思われるので、心配になってくる。今から新しく支配人を決めて、4月1日のオープンに間に合わせるのには、かなり急ピッチで準備をする必要がある。
ドライブインとして商品を並べ販売すること、自動販売機を置くこと、飲食のできるフードコートのような軽食のできるお店を立ち上げること(これは委託する予定。委託先と契約する必要がある)、農産物の販売のシステムを作ること、従業員の教育を行うこと、これらのことを3か月足らずの間にやり遂げなければならない。はっきりしているのは、4月1日にお店をオープンするためには、かなり経営手腕のある支配人と軸となる社員が必要になるということだ。

産業観光課は、現在の事態をどこまで深く考えているのだろうか。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明