花園患者輸送車の民間委託廃止へ
花園地域で運行されていた患者輸送車についての民間委託を、4月1日から廃止するという報告が、議員全員協議会で行われた。この問題につてぼくは、救急救命士が配置されていない素人集団で運行される患者輸送車では、患者の命を守れないということで、廃止を求めて質問を2回していた。
志賀と花園にトンネルが開通したので、直接、伊都消防本部が花園地域に入るのと、患者輸送車が現場に行き、患者を乗せて途中の道で引き継ぐのとほとんど時間の差はないことを具体的に明らかにして、救急救命士が搭乗している救急車の方がはるかにいいということを訴えていた。
今回の民間委託の廃止は、夜間と土日・祝日の患者輸送の体制を廃止することを意味する。4月1日以降、花園地域も他のかつらぎ町の地域と同じように、伊都消防本部に119番すれば、救急車が現地に直接来てもらえるようになる。
患者輸送車のシステムというのは、伊都消防本部に連絡が入ると、伊都消防本部は花園支所に連絡を入れ、支所から待機している委託者に連絡が入り、委託者は花園支所に駆けつけ、患者輸送車に乗り込んで現場に行き、現場を確認してから伊都消防本部の救急車が出動するという仕組みだった。引き継ぎの地点が志賀のトンネルだったりした。患者輸送車と救急車が引き継ぐと、その地点で救急救命士が患者の状況を確認し、どの病院に搬送するかを決めて車を運行するという形を取っていた。
これではロスが多すぎるということで、運行改善として通報を受けたら救急車が出動するように変わった。そうなると、救急車は、花園支所まで入れるようになったりした。
いずれにしても、救急車が患者をどの病院に搬送するのかは、救急救命士が患者に接触しないと判断できないので、患者輸送車との接続がスムーズに行っても、病状の判断と搬送先を決める点で、ケースによっては時間的なロスが生じていた。
花園地域の患者の元まで、救急車が入るようになると、花園地域で救急車を動かしているときに判断できるようになる。こっちの方が輸送時間の短縮につながることも多い。
花園地域の患者輸送車は、救急車と同じような車になっているが、乗り込んでいる人は、作業服をきた一般人かもしくは役場の職員だった。8時15分から5時15分まで、町職員である保健師が地域に常駐していた時代は、保健師に同乗してもらって患者輸送車を動かしていたので、ある程度の対応はできていた。しかし、2年ほど前に保健師が毎日常駐しなくなったので、保健師が同乗しないケースも生まれていた。
過去の例でいえば、脳梗塞の患者を搬送したり、大けがを負った人を搬送した例がある。運んでいる途中で不幸にして亡くなったケースもある。救急救命士が乗り込んでいたら対応が違ったのかどうか、過去のケースについては、具体的には検証できないが、現在の運行方法では、救える命が救えないケースが生まれかねないと心配していた。
この問題については、職員労働組合からも廃止の要望が出されていた。ぼくが一般質問で廃止すべきだと提案したのは、職員労働組合の訴えを踏まえたものだった。花園支所に行って取材すると、専門的訓練を受けていない職員の不安と負担も重いのがよく分かった。民間委託の部分における住民の負担もものすごく重かったと思われる。
今日は、民間委託の部分を廃止するという報告を受けたので、できれば職員が昼間対応しているものについても、廃止してほしいと訴えた。
※ 患者輸送の件について、過去の記事はサイト内検索で 患者輸送 で検索すれば読むことができます。









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