田舎の再生を

雑感

多くの人に意見を頂いて、調べ物をして文章を書き直した。データに基づいて物事を考えて行くということが、少しはできたと思う。人間は主観の塊だ。自分の脳みそを通じて物事を判断しているので、どうしても主観から逃れられない。この主観から逃れるための補助線の1つは、客観的な事実を示すデータから、事実を読み取ることにある。

人口減少の問題も改めて考えた。これは、戦後の経済的な変遷を踏まえて考えたものだ。日本経済の変遷は、アメリカへの経済的な従属関係抜きには考えられない。戦後の第一次産業の衰退と日本の低賃金が、田舎にとって大打撃となった。田舎における人口減少は、これらの結果として複合的に発生している。
2000年以降は、新自由主義的な政策によって、田舎の崩壊に拍車がかかった。以前は「田舎には仕事がないから」という理由で若者の人口流出が起こっていた。しかし、今起こっているのは、仕事が田舎にないだけではなく、社会的なインフラ(商業部門も含めて)が壊れていく中、「住むのに不便すぎる」という理由が前に出てきて、都市回帰に拍車がかかっているということだ。ぼくたちが直面している人口減少による困難は、こういうなかで発生している。単なる少子高齢化問題ではない。戦後の日本の経済的な変化のなか、人口減少は必然的な傾向として生まれている。

ベッドタウンとして発展してきた橋本市が人口減少に転じた最大の要因は、若者の人口流出と高齢化した人々の都市回帰、大阪などへの転出にある。

全国一律の最低賃金の実現、医療・介護の分野での賃金引き上げ、第一次産業の再生。
政治を変えないと人口減少にも歯止めがかからない。

雑感

Posted by 東芝 弘明