会議とトークの難しさ

雑感

議論を深めていくのは難しい。今日の会議では、進め役なのにしゃべりすぎた。話を深めていくためには、進行役がしゃべりすぎてはいけない。会議参加者が話を深めるようにしていかないと、認識は深まらない。そのためには待つことが必要になる。会議は何度やっても難しい。会議の目的、会議で決まったことの確認。これを明確にしたい。会議のまとめは、決まったことの確認、決まっていないことについての確認などに気を遣いたい。

この前、トークを上手になりたいという話を書いた。何が難しいかというと、トークの上手な人の話し方を研究しても、それで身につくことは少ないのではないかということだ。結局は、自分で話術を開発しつつ体得していく必要がある。自分のもっているものを変化させることによってしか、話し方は発展はない。
放送作家が書いた本を読んでいると、その人の持ち味を引き出すという点で、放送作家は希有な役割を発揮していると感じた。ラジオの番組を担当したアイドルが、トークを行う際に、その人の持ち味を引き出すという点で、絶妙なアドバイスが行われていた。作家と銘打たれているが、ぼくが読んだのは、放送作家だが原稿は書かない。トークのための台本を作ることはしていない人の本だった。
人間の集中力は7分しか持たないことを意識して、話をするということ、7分で休憩を入れることが必要だということは試してみたい。もうひとつ工夫をしたいのは、話を聞いて下さる人とのキャッチボールだ。聞いている人たちの反応を受け止めながら話を進めることによって、話す側に反応を受け止める間ができる。呼吸なのかなとも思う。きちんと話を受け止めてくれる人との間で間ができると、無言の会話が成り立つのではないかと思う。
あとは、情景の浮かぶようなリアルな表現に努力を払うということだろうか。自分の話をするということだが、自慢話や私のことを分かって下さいみたいな話は、敬遠される。失敗した話には面白さがある。自分の視点で話を組か立てないと、話は面白くないということも忘れないようにしたい。
原稿を書かないで、あえてメモに留めるということも生かしたい。原稿を書いてしまうと読んでしまう傾向が生まれる。読んでしまうと、読んでいる感じが出てしまう。
メモを手に持って話をし始めても、話が滑り出すとメモからも目が離れ、すべての予定した内容を話しきるということにもならない。いつも話が終わってから、あ、これが抜けたということがよくある。

話をするときに、一定の長い時間が許されているときは、反応を見ながら話を進めることはできる。短い話をするときは、時間を気にして終わり頃に焦るときがある。

精進、精進。


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雑感

Posted by 東芝 弘明