町営住宅の火災と住宅の除去

出来事,かつらぎ町議会

朝、4時30分に起床した。運行計画を作成し、会議用のレジメを書いて、議会に行かなければならなかった。緊急に本会議が開かれることになった。議題は1つ。妙寺団地で火災が発生し1棟、3戸が焼失したので条例改正をしなければ除去もできないということだった。今までも住宅の火災によって除去するケースはあったし、花園の災害記念館は除去した後、条例を改正して廃止したこともあった。聞くと以前のやり方には問題があったのだという。除去するためには、まず公の施設の設置条例を改正した後に除去しなければならないということだった。

当局も間違っていたが、議員もこの誤りに気がつかなかったとうことだ。恥ずかしい。反省したい。
町長の誤りを率直に認める姿勢は好感がもてる。今までのかつらぎ町は、どの時代のどの断面を切り取っても、いつも正しいという態度だった。これを「行政の無謬論」(いつのときも行政は正しいという論理)という。しかし、中阪町長になって、誤りは誤りとして認める態度が鮮明になっている。議員もこの態度から学ぶべきだと思う。議員の中には自分たちが過去に示した態度を批判されることを避けたり、嫌ったりする傾向がある。自分たちへの批判は避けながら、行政の不十分さを手厳しく批判する。こういうことに直面すると、議員の無責任さを感じる。

人間だから誤りを犯す。そのときは反省する。そういう姿勢を身につけたい。そうしないと人間としても成長できないと思う。もちろん、日本共産党の党員の中にも、反省したくないとか、反省する態度を取りたくないという人はいる。傲慢な人はどこにでもいる。それが人間の集団だろう。もちろん、ものすごく謙虚な人もいる。日本共産党の精神を体現すれば、謙虚な人になると思うのだけれど。自分の誤りを認めて、そこからも学ぶという姿勢がないと、組織は発展しないし、人間も発展しない。ぼくはそう思っている。

議案に対して、少し休憩時間に聞き取りをして、質疑を行った。情勢には建築年が書かれており、戸数が書かれているので、建て替える場合でも建築年度が変わるので条例改正が必要になる。今回は、町営住宅の建て替え事業の最中にあり、今回焼失した3戸も建て替え計画の中で撤去対象だったので除去したいということだった。焼失した3戸のうち2戸に人が入っていた。怪我をしたが無事だった。町営住宅に入居する権利があるので、別の住宅に移ることを基本に対応するという話だった。

午後は会議。夕方から文書をみんなで仕分けして、ハガキの印字を行った。終わった頃に娘から電話があった。「帰ってこい」コールと「おかず買ってこい」という注文だった。


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Posted by 東芝 弘明