伊都橋本第4回9条まつり

出来事

伊都橋本第4回9条まつりの会場についた時は、11時30分を少し過ぎていた。
受付には、橋本市のKさんが座っていた。あいさつをし、プログラムを受け取って体育館に入ると高野口中学校の吹奏楽部が舞台で演奏していた。
妻が頼まれて司会をしていた。演奏が終わったあとのコメントも様になっていた。ぼくよりもこなれているかも知れない。
12時過ぎに真田ちゃいるどと十花仙による「やっちょんおどり」が出演した。

下の写真は、午後出演した合唱集団おとだまのみなさん。

30分近くも遅れてお昼の休憩になった。紀北工業高校のソーラーカーの説明があったので、一番前に行って説明を聞いた。鈴鹿サーキットでのレースもあり、紀北工業高校はかなりの成績を残している。車の最高時速は100キロメートルに達する。空気抵抗を小さくするために仰向けに寝るようにして運転席に入る。運転席の両サイドには、リチウムイオン電池で作られた蓄電池のボックスが設置されている。中を開けると小さなリチウム電池が縦3段ぐらい重ねられ、さらに何列もつながって並べられている。
「この2つのボックスで40万ぐらいします。電池は韓国のLG製です。日本のパナソニックのリチウム電池が一番いいんですが、高いんです」
説明をしてくれた先生はそう語った。
フル充電なら白浜まで行って帰ってくることができるという。エネルギーのコストは24円ぐらいだ。
「開発費用はいくらぐらいですか」
「ベンツが買えるような値段です。600万円ぐらいかかっています」
驚くべき答えが返ってきた。

最近のレースでは、車が4輪にかわり、運転席も座った形にかわってきているという。

お昼は会場の入り口に出店していた模擬店で買い物をして、食べるという形だった。おでんと柿の葉寿司、焼きもち、コーヒー、焼きうどんを食べた。
時間が押していたのに、午後は1時から始まった。
高校の先生が、舞台の前に登場して○×クイズが始まった。ぼくも参加してクイズが始まった。
最後の3人に残ったので100円の無料券を獲得した。
「早いこと使わんと、売り切れてしまうで」
kさんがそういうので、一緒にお店を物色してコーヒーをもう一杯飲むことにした。

午後は、紀北工業高校の吹奏楽部と浦部陽介君(ギターによる弾き語り)のミニコンサート、合唱集団おとだまなどの出演があった。なかなか充実した舞台だった。

日本国憲法第9条を守ることは、私たちの命を守ることと深くつながっている。日本が、世界の中でも最も野蛮な戦争を引き起こした結果、憲法第9条は誕生した。平和を徹底的に求める意思が、戦争放棄という考え方を生み出した。同時に日本の戦争放棄は、二度と侵略戦争を引き起こさないための国際的な公約だった。
第9条を変えたい勢力は、戦争に憧れ、徴兵制を指向し、戦前への回帰を露骨にしている。憲法第9条を守る運動は、未来に向かって伸びるベクトルを持っているのに対し、憲法を変えようとする勢力は、戦前へと時計の針を戻そうとするベクトルを持っている。21世紀は、未来への発展を実現するのか、歴史の逆行を許すのかというせめぎ合いの中にある。

歌を高らかに歌い、踊り、楽器を自由に演奏する。この自由を守るために平和を求める。
憲法には平和的生存権という概念がある。これは、恐怖と欠乏から免れ平和のうちに生きる権利のことであり、日本国憲法前文第二項が根拠になっている。この平和的生存権は、日本国憲法の第9条と第25条のことだともいえるだろう。
平和のうちに生存する権利を、私たちは、それぞれの人が大切にしているものを通じて広げればいい。武器と軍隊は必要ない。

武力は抑止状態であれば、平和を守る力になるのかも知れないが、使用=戦争であり、武力は行使を前提にして存在する。行使することを目的としない武力はあり得ない。日本の自衛隊が武力を行使しないのは、自衛のための武力だからではない。行使を一貫して拒んできたのは、憲法第9条に他ならない。日本の平和を守ってきたのは、日本国憲法第9条だった。ここに戦後の真実がある。


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出来事9条,まつり,吹奏楽

Posted by 東芝 弘明