「平和は眠りを許さない」

雑感

3人で街宣に行って5回演説をした。最後は滝の妙見さんから短野へ。お昼ご飯を食べて、眠たくなったので1時間寝て、2時からポスター貼りへ。綺麗な田村智子さんの大きなポスターが爽やかな感じでいい。訴えの中で和歌山県内の21町村会が、二階俊博衆議院議員の秘書である3男に出馬要請を行う決議を行ったことに触れた。演説の中で「いったい市町村長は、今の政治をどう考えているでしょうか」と訴えた。

大きなプロジェクトは、目的を持って前に進んで行くが、自分の人生は楽しいことが予想に反していろいろあるのがいい。人生の羅針盤には、そんなに大きな目的のようなものはいらないんじゃないかと思う。自分の生きる場所にやりたい仕事があり、そこから離れたところには、家族の団らんと気の置けない友人や地域の人たちとの交流があり、楽しいことが転がっている。こういうことでいいのではないかと思っている。

自分のスキルは高めたいよねという思いがある。ぼくの場合、一つは文章が自在に書けること。もう一つは会議による人間の活性化。最近深めたいと感じているのはその中でのオープンダイアローグ。それぐらいだ。もちろん、仕事にしていることについては、様々な名目標や目的、目指したいものはある。

日本は明らかに生きにくい世の中になっている。多くの人が幸せを実感できる世の中にするためには、政治との関わりを深く考える必要がある。自分の人生を政治と経済の外に置くことはできない。自民党がやっていることを真正面から見つめて、変えるべきことは変えるようにしないと、多くの人の幸福はない。病気になると制度によってお金に苦しめられ、働くと経済と社会の仕組みに苦しめられる。日本は、一部の人の経済的な利害の成就のために、圧倒的多数の人が苦しめられている。そういう仕組みが、金権腐敗による政治の結果として生まれているのだから、この仕組みを変えることが必要になる。

日本社会だけを見ていると、そうは言っても、結局、変えたと思っても何も変わらないじゃないか。という見方が出てくると思う。しかし、先進資本主義は、少なくとも日本みたいにはなっていない。賃金は上昇し、労働者の権利は日本よりも保障され、なかには老後の心配のいらない国もある。日本人以上にそれらの国の人々は、政治や社会とたたかっている。たたかいのない日本社会は、国民の権利を守らない国になっている。

台湾情勢を一つの核にして戦争準備が始まっている。沖縄県民が必死で危機感を表明しているのに、そのことを見ない人の方が多い。しかし、公開されている情報だけで、アメリカによって日本がとんでもない地点に立っていることは見えてくる。戦争準備こそが日本社会の一番大きな流れだろう。年間8兆円以上の軍事費を確保して、ミサイル基地をどんどん作って、自衛隊の司令部を地下に入れている一方で、自由と人権が破壊されつつある。戦争は政治の延長に他ならない。地方自治体の政治も、この大きな流れの中にある。

戦争準備に対して、コミットメントせず、政権与党の暴走を許したら、近い将来、戦争が始まる。
「どうして、大人たちは戦争を止めなかったの?」
「私たちは戦争準備に気がつかなかった」
戦争準備の動きを把握しないとこういうやり取りが生まれてしまう。市町村長にしても、この動きに対し見てみないふりをすることは許されない。
「平和は眠りを許さない」。


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雑感

Posted by 東芝 弘明