中阪町長、2期目への決意

雑感,出来事,かつらぎ町議会

一般質問が終わった。中阪雅則町長が2期目の出馬表明を一般質問の中で行った。一番長老の大原議員の質問に答えたものだった。メモをとりながら町長の総括と決意を聞かせていただいた。この3年数カ月の短い期間に実に多くの改善を全力ではかってきたことに敬意と拍手を贈りたい。

中阪町長を中心にして行なってきた努力は、現状の地方自治体のもとでも、何が具体的にできるのかを鮮明に示していると思う。町民にとって新しい首長が誕生すれば政治がより良い方向に変化することを、具体的事実で示すものになっている。とくに子育てしやすいまちづくりが、最大の柱になり、これと合わせて高齢者対策にも力を入れるとしているところがいい。町長になって、努力を行う中で町長の基本姿勢も深化し発展していることを感じる。
学校給食の完全無償化、こども園・幼稚園の給食費の完全無償化、保育料の完全無料化(0歳から滿2歳までは平成5年度から)、18歳までの医療費の無料化(これは以前から実施)などは、子育てしやすいまちづくりにとって大きな条件になる。現物給付、所得制限なしという仕組みは、子どもに直接届く施策なので本当にいい。
防災行政無線をいち早く実現し、避難所の在り方も見直し住民の力を借りる方向に舵を切ったことも評価したい。学校のトイレ改修も、子どもたちの最も強い願いに応えたものとして、嬉しいものだった。
町長が打ち出している対策や施策で十分まだ成功していない課題については、掘り下げつつ、どうすればうまくいくのかという視点から、自分なりの提案もしてみたい。

もちろんぼくが譲れないと考えている問題は存在する。それらは、デジタル化を推進する姿勢にも表れている。これは国の悪政に根源のある問題だが、基本的人権を踏みにじる問題は、次第に深刻にならざるを得ないと感じている。自治体DX推進には、いい面とともに悪い面がある。マイナンバーの利活用が進むにつれて基本的人権が守られなくなることは、決して小さな問題ではない。

行政運営の仕方にも不安を感じている点はある。庁舎建設については全職員の英智を集める努力がまだなされていない。集団の力が発揮される方向に足を踏み出してほしいと痛感している。ぼくはまだどうしてこういうことになってしまうのか。いったい何が行政の中で起こっているのかを把握し切れていない。しかし、検討すべき問題が検討されず、スルーされて時間が経ち、改善がなされない問題には懸念を表明する。

その後は、最後の質問者になった議員の質問を聞きながら、自分ならどういう質問をするのかということを考えていた。議員が一問一答に慣れてきていることも感じられた。具体的な提案のある質問はいい。


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Posted by 東芝 弘明