一般質問用の資料完成

議員の活動

ようやく一般質問用の資料を作成した。資料の中に確認を取るべき事案が1件ある。取材を兼ねて長野県松本市に連絡する。それ自身が楽しみでもある。

今回は3つの学校を訪問して校長先生と養護教諭の先生に会って話を聞かせていただいた。3つの学校にはそれぞれ特徴があった。結論だけ書くと、女子トイレに生理用品をという課題に強く賛同する学校もあったが、他の意見もあって課題が一気に進むというような情報収集にはならなかった。集めた情報は、きちんと事実を踏まえて示したい。自分の論理を優先して事実を裁断することがないように心がけたい。
取材を踏まえて思うのは、学校の女子トイレや公共施設の女子トイレに生理用品を設置することについては、ていねいに対応してほしいということだ。子どもたちへのアンケートを行う意味は大きい。頭の中で考えるのではなく、事実を踏まえて考えることが新しい変化を生み出す。
この課題は、女子トイレに生理用品を置くかどうかという問題ではない。ことは、ジェンダー平等の社会をどうつくっていくのかということに深く関わっている。日本社会が女性の生理を深く受け止めて、「体調不良」だというだけで生理休暇が取れるような、合理的な配慮が柔軟になされる社会へと発展していくかどうか、「女子トイレに生理用品の設置を」という課題は、そういうものだと思っている。

日本社会は、極端に男性優位な社会になっている。女性が押し込められ苦しめられている社会。シングルマザーに対しても冷ややかな見方があり、社会制度を悪用しているかのようにいう人がいる。それがどれだけ実体を踏まえているのか。給食未払いが新聞紙上でキャンペーンされたときに、議員から未払い問題はどうかという質問が出された。新聞に書かれているからそういう問題意識をもつ人が生まれるのは当たり前だろう。しかし、かつらぎ町にはほとんどそういう例はなかった。
事実がないのに社会の大問題であるかのように扱うのは、LGBTQ問題にもあった。「女子トイレに男性が入ってくる」というフェイクがネット上に執拗に出されていた。当事者の話を読むと、地域に出ると、トイレに行くことさえ苦しみにつながっている状況なのに。

一般質問は、原稿を書き、議案については質疑のための準備をしないといけない。反対討論すべきものもある。議会日程が変更になる予定なので、本会議と一般質問が連続して行われる。


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Posted by 東芝 弘明