相談事

議員の活動

笠田駅に着くと、男の人はかぶっていた風船型の帽子をとって頭を下げた。
午後、雨が降りそうなどんよりと曇った空模様を見ながら車を走らせ、空間の広い喫茶店に行った。お店に入り、一番奥の席で向かい合った。店の中には、目つきの鋭い白い服を着た人ともう1人お客さんだけがいた。一番手前の席に座っている人がこちらを見た。2度ほど目が合った。
相談事の場所にこのお店を選んだ。ここならじっくり話を聞かせてもらえる。ぼくが手に入れた資料の説明から話が始まった。

相談に乗っていると、その人の人生の熱のようなものが伝わってくる。人には、どうしても譲れない問題がある。穏やかな人が見せる執念は深く大きい。どれだけ、その思いに応えられるかは未知数だが、出来るだけのことはしたいと思いながら、問題に分け入って行く。議員なので、行政に関わることも多い。今回の相談事も行政に深く関わっている。
自分が一つのテーマにして調べていることと、今回の相談事は絡んでいる。
話が終わって外に出ても雨はまだ降っていなかった。もう一度笠田駅に男の人を送った。時間は4時30分を回っていた。

さて。
自宅でビラばかり夜中に作っていて、最も不便だったのは、FAXがないことだった。仕方がないので、AmazonでFAXを物色した。
「FAXぐらい買え」
と言うのが、周りからの意見だった。
「買うのであれば最もランニングコストの小さいものを」
こう考えた。電話に比重を置いたFAXは1万円弱から存在する。1万5000円もだせば、それなりのFAXが手に入る。感熱紙は安いように見えるが、年間何本も感熱紙を購入する必要がある。普通紙Faxの場合は、インクが必要になる。ブラザーやエプソン、キヤノンからはインクジェット式のFAXが売られている。これらはプリンターにFAX機能が付いたものだ。インクジェットの場合、インク代が高い。
もう一つの選択肢は、レーザープリンターにFAX機能が付いたものだ。検索するとFAX付のA4のレーザープリンターは19000円台からあった。エプソンが一番安かった。キヤノンは2万円程度のものがあった。結局、LANに接続できる23000円程度のキヤノンのプリンターに決めた。

これなら家のどこからでも無線LANのパソコンから印刷ができ、FAXも受け取ることができる。A4のレーザープリンターには、FAX機能以外にスキャナの機能や複数のページを連続してコピーできる機能、裏表印刷の機能などがある。この4年間で自宅にあるキヤノンのプリンターは、トナーを1回替えただけですんでいる。
一般質問の原稿のプリントアウトやネットで手に入る資料の印刷、地域の役が回ってきたときの少量の資料のコピーなどは、このレーザープリンターに頼ってきた。印字はインクジェットよりもかなり速い。インクの目詰まりなども起こさない。互換用トナーなら2000円から4000円程度で手に入る。ランニングコスト4円と書いていたので、互換用トナーを使えば、コストは2円程度になるかも知れない。キヤノンは待機電力も低かった。

数年前にFAXが壊れスクラップになってから、FAXなしでやってきた。未だにFAXによる連絡が結構あるので、ぼくの所だけ連絡がないということが何度もあった。ビラの原稿直しという点では、FAXがいちばん手っ取り早い。プリントアウトした原稿を相手にFAXで送れば、原稿に手を入れてFAXで返ってくる。パソコンベースですべてこれをするとなると、かなりめんどくさい。MacBookに小さなモデムを挿してFAXにするという方法もあるが、この方法では、24時間、FAXを受け取るという点に難がある。2階にもレーザープリンターがあり、1階にもFAX付のレーザープリンターとインクジェットのプリンターがあるという環境は、少し過剰気味だろう。
でも「背に腹はかえられない」。

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Posted by 東芝 弘明