いよいよ一般質問の原稿執筆へ

雑感

渡辺洋三さんの「日本国憲法の精神」を読み始めた。本としてものすごく面白い。憲法学者なのに堅苦しくない。この本は、2007年に新装版として再発行されたものだが、初版は2000年に出ている。古くなっていない。
古本だったので値段は340円程度だった。全くの新品だった。ぼくの元にやってきたので、マーカーとラインを引いて自分だけの固有の本になり始めた。
今までこの本を読まなかった時間がもったいないと感じる。この本を知らないままだったということは、身につけるべき大切な基本を知らないで、今まで過ごしていたことに等しい。初版から11年も経って、こういうことに気がついたのが残念でならない。

ぼくたちは、新しい観点を知ったり、学んだりして、はじめて新しい視点でものを見直すことができる。新しい視点を知らないことによって、見過ごしていることが如何に多いことか。
「知は力」だというが、知らないまま生き、物事のものすごく大事なことを見聞きしているのも関わらず、本質を発見できずに生きることは、ものすごくもったいない。
知識のことをいっているのではない。知識よりも大切なのは、自分の人生の中で見たり聞いたりしていること、体験していることの深い意味を自分のものの見方考え方を通じて把握し直し、自分の認識を更に発展させる事だ。

新しい知見は、新しい発見への契機になる。
豊かな視点は、豊かにものをとらえる契機になる。

準備の過程で読み込んだ本を紹介しておこう。「歴史教科書と日本の戦争」──これは不破さんの本だ。
もう一冊は、「日本現代史を読む」──宮地正人さんが監修した本だ。教科書のような装丁の本だが、中学校の教科書と比べるとはるかに詳しい。

満州事変からアジア・太平洋戦争に至る歴史のおさらいをもう少ししてから、一般質問の原稿を書き始める。
質問に対する構想を練ることはほとんどしない。質問を構成するときに必要なのは感動だ。質問準備の中で自分なりに発見したことに対する新鮮な感動が、質問のなかで質問の核心になる。強い確信が強い核心になる──ということだ。
どれだけ質問準備の中で驚きを感動を積み重ねるか。これが最も大事なことだと思っている。

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Posted by 東芝 弘明