ハガキの入稿

雑感

橋本市の県議補選と市議補選のはがきを印刷会社に入稿した。データファイルは、ファイルをクラウドに送信し、そこからダウンロードしてもらうという方法をとった。大きなファイルをメールで送信するとうまくいかない。送信できず跳ね返ってくることがある。
クラウドに送る時に、相手のメールアドレスを指定すると、アップロードともに相手にメールが送られ、相手のメールにファイルをダウンロードできるURLが通知される。相手は、表示されたURLをクリックして、ファイルをダウンロードする。この方法で50MB近くのファイルを相手に渡すことができる。

印刷用のファイルが大きいのは、写真のファイルが大きいからだ。写真の点数が多くなると100MBを超えるということになる。有料のファイル送信システムならどんなに大きなファイル群でも一度に送信できるが、無料のものには、一度に送れるファイルは10個、合計50MB以内などの制限がある。

こんな風に書いても、ワードをイメージしている方には、意味が伝わらないだろう。
印刷用のデータは、レイアウトソフトのファイルを軸に、画像データへリンクを貼るという方法でつながっている。この関係は、木の幹と枝のようなものだ。
この方法でファイルが作られているので、写真の点数が増えても、レイアウトソフトのファイルが動かなくなることはない。ワードのように全ての画像をワードのファイルに貼り付けて行くと、ファイルが増えて行くたびに、表示が重くなって、しまいには、強制終了するという事態が引き起こされる。小型の船に限界を超えて荷物を積み込めば、船は沈没するのだ。

入稿したデータをそのまま印刷するためには、印刷できるルールに従う必要がある。ここの部分の話になると、印刷会社と仕様を合わせるということになるので、印刷会社ごとに違いがあるということになる。厄介なのは、フォントだ。相手の環境にないフォントを使用するとイメージセッターで印刷用のフィルムを出力できなくなる。これを回避するためには、フォントをアウトライン化する必要がある。難点は、一度アウトライン化すると文字データとして再編集できないところだ。
今回も出力すると若干レイアウトがこわれるということになり、アウトライン化しててファイルを再度送るという事態になった。

ワードで作成してそのまま印刷という方法もある。カラー印刷の場合、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックという版に分解して、色を重ねる必要があるので、何らかの方法で、RGBの映像を4色に分解しているはずだ。そうでないと、ワード入稿、印刷はできない。

印刷屋さんのデジタルな悩みというのも奥が深い。


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Posted by 東芝 弘明