ドアが壊れた

出来事

会議の途中で電話があった。
「ドアノブが壊れて、ドアが開かなくなった」
嫁さんからだった。
会議を途中で中座させてもらって、自宅に戻って2階に上がると、すでにドアノブが外されていた。
ドアノブは、回すとドアのストッパーが引っ込む仕掛けになっている。この仕掛けが壊れて動かなくなっていた。ドアノブを回すと動くシリンダーが壊れたようだ。
H君に電話をかけてアドバイスをもらったが、うまく行かなかった。
四角い棒が、四角い穴に入っていて、この棒が動くことによって、ストッパーが出たり入ったりするはずなのに、棒を差し込んで回しても空回りして、ストッパーが引っ込まなくなっていた。こういうときはタウンページだということで、iタウンページで検索すると、出てくるのは土建屋さんがほとんどだった。
よく知っている水道屋さんのMさんに電話をかけて、木工店のことを教えてもらって電話をかけた。
年配の女人の声がした。かけてから休みだったことを思い出した。恐縮しながら話をすると、男の人に替わってくれた。
「娘が閉じ込められてしまって」と話すと
「見に行くわ」
と言ってくださった。休みなのに本当に申し訳なかった。
10分もすると男の方がやってきてくれたので2階に案内した。ドアが手前にひらかないようにしている木の止め板を少し外して細いヘラのようなものでストッパーを押し戻すと簡単にドアが開いた。部品の交換・ドアノブの取り付けで10分もかからなかった。
手際がいい。どんぐさいぼくとは雲泥の差だ。今日中に直ってものすごく助かった。

会議に戻ると、ぼくが発注していた印刷物が届いていた。印刷物は、RGB形式(光の3原色)だったPDFファイルをアクロバットプロでCMYK(印刷用の4色)に変換し、EPSファイルとして書き出して、inDesignに読み込み、連絡先を付け加えてトンボ付のPDFファイルとして書き出したものを版下として入稿し、印刷したものだった。
EPSファイルというのは、Encapsulated PostScript(エンキャプサレイティッド・ポスト・スクリプト)という形式のファイルで、「PostScriptをベースとし、バウンディングボックスやプレビュー画像等の他のメディアに埋め込む際に必要な情報を補った画像ファイルフォーマット」(ウキペディア)のことをいう。このファイルは、「ベクトルデータとビットマップデータの両方を含むことができ、ベクトルデータのみを含むEPSファイルは、画像を拡大しても画質が落ちることはないが、同じEPSでもビットマップデータを含むEPSファイルに関しては、画像を拡大するとビットマップ部分の画質が落ちる」(ウキペディア)という性質を持っている。
もしかしたら2ページに渡っていたPDFファイルを2枚のPDFファイルに分離して、inDesignに読み込み、もう一度PDFとして書き出してもトンボを付けることができたのかも知れないが、PDFからPDFを作成することには少し抵抗があった。PDFをPhotoshopに読み込んで、画像化してCMYK変換を施して、inDesignに取り込む方法では、どうしても解像度が落ちてしまうのでうまく行かなかった。EPSファイルにすれば、ベクトルデータになるフォントは、解像度が劣化しない。
アクロバットプロでトンボをつける方法も試してみたが、どうしてもトンボの位置がずれるのでうまく行かなかったし、連絡先を作って画像の上に乗せることもうまく行かなかった。改めてEPSはいいな、と思った。


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出来事EPS,PDF

Posted by 東芝 弘明