高いものを買って大事に使う

出来事

集金先でコーヒーとお茶を飲ませていただき、いろいろな話を聞かせていただいた。
健康の話から商品の話になった。ぼくは、商品には、商品そのものの具体的な使用に関する価値があるとともに、交換価値というものがあり、貨幣と商品を交換するためには、「見てくれ」が非常に重要になることを説明した。
例えばパッケージ。これは商品を開けば不要なものになったりするが、このパッケージの出来不出来によって、商品を手にとってもらえるかどうかが分かれてくる。だからこそ、企業はイメージや「見てくれ」やパッケージに心血を注ぐ。

商品が溢れかえっている世の中で、何が安全で安全でないのか、これを見極めるのは極めて難しい。こういう世界で生きているので、ぼく自身も商品世界に絡め取られ、毒されている。商品世界に振り回されるのは、如何ともしがたい。
人間の脳は、スイッチが入るとその思いからなかなか逃れられなくなるという傾向があるのだと思っている。
例えば、「コーヒーを飲みたい」と思うと、コーヒーを飲まずにはいられなくなる。
今年に入る前から、Nikonの一眼レフを買いたいと思ってきた。そう思うと、何度も何度も価格を比較したり、スペックを確認したりしている。この思いからはなかなか逃れられない。デジタル一眼の撮像素子には、(1)35.9×24.0mmサイズCMOSセンサー、ニコンFXフォーマットと(2)23.5×15.6mmサイズCMOSセンサー、ニコンDXフォーマットの2種類がある。FXフォーマットとDXフォーマットと呼ばれている。FXフォーマットとは、「フルサイズ・デジタル一眼レフ」のことでフイルムの35㎜と同じサイズの撮像素子を持っているということだ。DXフォーマットは、フルサイズの撮像素子より一回り小さい撮像素子である「APS-C規格」を採用している。
フルサイズのデジタル一眼は値段が高い。Nikonのフルサイズ・デジタル一眼レフの一番安いカメラであるD610でも本体価格が安くて17万円する。DXのカメラであるD5300の場合は、レンズ2本ついて7万円前後で買える。フルサイズ・デジタル一眼は、レンズも買えば20数万円という値段になる。

今日は、「買うときはいいものを買うべき。安物は買わない、いいものを大事に使う」という話だった。それは十分に納得しながら、価格差は3倍。カメラも重いということにものすごく躊躇した。調べていくとフルサイズ・デジタル一眼のレンズにはフルサイズ用のレンズがあることも分かってきた。うーん。そうなると価格は30万円近くになる。ちょっと手が出ない。画質は、FXとDXを比較すると全く違う。写真の出来映えが別物のように感じる。でもね。贅沢はMacのMacBookProだけにして、カメラは入門機にしようか、と思えてきた。

「いい文化に触れる。いいものを見る。そうしないといい感覚が身につかない」
いい言葉をいただいた。


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出来事

Posted by 東芝 弘明