滝のように降る雨

出来事

朝4時頃に大雨警報が出されていた。4時30分に事務所の小屋に着く頃は滝のような雨だった。こんな振り方になると土砂災害などが発生してしまう(あとでNさんのFacebookを見ると、やはり四郷方面でかなり大規模な土砂災害が発生していた。真和自治区の東広浦でも小規模な土砂崩れが発生していた。こちらは同級生からラインをもらって現場を確認した)。
雨の中、早朝配達をすると、30分で終了するコースなのに1時間ほどかかってしまった。途中、普通の靴で出てきてしまったので、長靴に履き替えるために自宅に戻ったので、配達コースも変則的になった。雨と風と雷が入り交じっていた。途中何度か車から出るのをためらった。車の座席のシートも濡れてきた。背中はシャワーを浴びたようになった。当たり前かも知れないが、歩いている人は見当たらなかった。

自宅に帰ると娘が起きていた。

「なんで起きてるん」
思わず大きな声が出た。
「車の洗車機の中にいるみたいに部屋がなって、うるさくて起きてしまった」
車の洗車機というたとえが面白い。娘の部屋は、二つの面が窓になっている角の部屋なので、すさまじい状況になったのだろう。

警報ではお昼までこのような状況が続くかも、ということだったが、8時頃になると雨もやんできた。岩出市のコメダに着いた9時30分頃には雨がやんでいた。お昼頃までここで人と会って話をして、昼食は同じ市内のモスバーガーに行った。店内で食べるために販売カウンターで注文した。空いた席に座ろうと思ったら、「この席はご遠慮下さい」というラミネートシールが貼られていた。あれ、ここも、ここもだめか。うろうろして、ようやく奥の部屋の窓側のカウンター席を発見した。

本を読みはじめた。緑のたぬきさんのお話だ。この人はコロナ対策に力を尽くすということで、都知事選挙をほとんど戦わず、大量得票を得て再選した。生い立ちから書き始められた話は、コンプレックスの中でのし上がってきた父親似の「悲しい人生」だった。カイロ大学を日本人として首席で卒業という、ありえないような他の人にはない経歴の持ち主は、自分の人生を演出して、テレビの中にいて、緑の服を着ていた。

20分経ってもハンバーガーとサラダセットは出てこなかった。あまりにも遅いのでもう一度、作業しているお店の販売カウンターに歩いて行った。用意されている商品の中に自分が注文したセットがあったので、声を掛けないままきびすを返して、自席に戻った。
「大変お待たせしました」
この場合、「大変」という言葉の意味はかなり濃い。
食べ終わって外に出ると、ドライブスルーの車が道路にはみ出して「3密」になっていた。なるほど、これが原因でぼくの注文が後回しだったのか。

そのまま岩出市から紀美野町役場を目指した。iPhoneで検索すると、車で所要時間30分となっていた。戸籍の付票を取りに行くためだ。現住所の変更履歴を引き出して、1978年のときに住んでいた和歌山市の住所を知りたかった。
紀美野町役場に着くと雨が降っていた。玄関前の駐車場に車を置いて、傘を差して玄関内に入った。
対応してくれた女性職員は、手際のいい方で、ぼくの免許証の番号の書き写しには1秒もかからない感じがした。
「はやっ」
内心感心して話をして、現住所の変更履歴を出してもらったが、一番古いのは平成10年、1998年以降のものしかなかった。
「2013年に電算化したのでそれ以前のものはありません」
やはりこういうことだった。1998年より20年前の1978年のときの和歌山市の住所は確認できなかった。
あと、可能性のあるのは、友だちからの手紙をぼく自身が保管しているかどうかだろう。住所を確認できる可能性はこれにかかっていると思い始めている。


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出来事

Posted by 東芝 弘明