広報委員会での校閲作業

出来事,かつらぎ町議会

議会広報編集委員会。今日は版下ができあがってきたので、集団で一言一句校閲を行う作業をした。9時から3時15分頃まで校閲に時間がかかった。
「版下が上がってきたらできるだけ直しがないようにお願いします」
事務局からいつもこういう注文が出されている。
この注文になかなか答えることができない。直しは役場の課長や町長からも出てくるし、取材した「がんばる人」は、取材の相手先からも直しが入る。もちろん、レイアウトが版下という形になって現れてくると、気に入らないことが時々出てくる。そうなってくると全ページにわたって、かなりの校閲箇所が発生する。何度も見直して、直しが入り完璧なものに仕上がるというのが、広報の作り方だろう。「できるだけ直しがないように」というのは、不可能な注文であることを今日の作業では痛感した。
日刊の新聞は、どのような作業を行っているのだろうか。膨大な日刊新聞の紙面に対して、ほとんど誤りがないというのは驚異的なことだが、これを実現するためには、校閲する人間が複数必要になる。ある程度人海戦術的な側面がなければ、短時間での膨大な校閲はできないと思われる。
ただ、毎日の日刊新聞にしても、社会部のようにかなりの日数を費やして一つの記事を仕上げている分野もあるので、新聞は1から100まで1日にして作り上げられているものではない。同時並行的に仕事が進められ、日々の新聞ができ上がるということになっている。
でも、時間勝負で記事を毎日組んでいる部署も多い。これらの記事がどのようにして編集されているのかは、見学したい気持ちがある。それを学べば、自分たちの編集にも役立つかも知れない。

ぼくは、議会広報の編集にも自分のMacを持ち込んで、inDesignで紙面編集を行っている。最終のレイアウト調整までを行う必要がないので、いつもより大ざっぱに編集しているが、それでも字数管理や余白管理が、感覚的にできるのでみんなよりも少し編集作業が早い。手書きのレイアウトシートで字数を計算しながら記事を削る作業を行っている人が多いけれど、これはかなり骨の折れる作業だろうと思われる。
inDesignは、値段が高すぎるので、全ての編集者がこのソフトを使える条件にはないし、またソフトを手に入れたとしても、使いこなせるためには一定の時間が必要になる。いずれにしてもハードルは少し高い。
編集作業は、いよいよ最終段階に入っている。あと1回会議を行えば作業は終了する。

広報委員会終了後、担当者を呼んでヒアリングをさせていただいた。そのあと、岩出市までETCの機器を車に設置する予約を入れていたので、オートバックスに行った。作業終了までファシリテーションの本を読んだ。
ファシリテーション本は、5冊目を読了中。書いていることに勿論共通性はあるけれど、最も実践的な本は、『世界で一番やさしい会議の教科書』(榊巻 亮著・日経BP社)だった。この本は、一社員が隠れファシリテーターになって、会議を実践的に改善する内容になっている。ファシリテーターのスキルを実際の会議のなかに生かすのはなかなか難しい。技術を学んでも多くの場合は、紋切り型導入になって上手く行かない。その点、この本は、無理なくスムーズに読んだことを行かせる内容になっている。最も役に立つのは、間違いないと思われる。


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Posted by 東芝 弘明