ギャースカ、ギャースカ、ギャー、ギャー
議会が3時過ぎに終了したので、事務所で行われていた党の会議に出席した後、議会の懇親会に参加した。5時30分に自宅を出て歩いて行くと懇親会の会場まで12分だった。最近は、徒歩で歩けば何分で到着するというのがiPhoneの地図ソフトで簡単に分かるようになっている。開会の15分前に到着すると、もうほとんどの人が席に着いていた。
議長と町長の挨拶、教育長による乾杯の音頭で宴会が始まった。議会終了日なので3月議会がどうだったのかという意見が飛び交う懇親会となった。今年からぼくの質疑は、第1問を極力短く、第2問、第3問で主張を交えて質疑を重ねるというように切り替えた。このやり方によって、簡潔明瞭な質疑になったので、答弁漏れがほとんどなくなった。短く聞くと誤解する場合もあるが、修正は2問で行い3問で質疑を仕上げるという形にした。ただし、教育委員会のところで、少し持論を展開しすぎたので「一般質問」的な質疑になってしまった。
帰りは、同級生のw君の車で送ってもらい、自宅の前で下ろしてもらった。自宅に帰ると娘がコンタクト外しで悪戦苦闘していた。
「変なとこにずれて、コンタクトが外れやんの」
語尾にかなり感情が交じっている。
「痛い〜」
足をばたつかせ、テーブルに突っ伏しながら、娘はこう言った。
「コンタクトの説明書ある？。かして」
そうそう、そういうときはマニュアルに頼るべし、そう思ってマニュアルの入ったビニール袋を手渡した。すると3分ほどでコンタクトが外れたらしかった。
お酒に酔っていたので、ソファーでうたた寝していると、娘が噛みついてきた。
「iPhoneの容量がめっちゃ小さくなってアップデートができやんの」
何とかしろということらしい。
「そんなん、おとうもわかれへんで」
そう言いながらネット検索で調べてみた。メモリが必要以上に増大して、容量がまだ残っているはずなのに「もう一杯です」というような表示になっている。iPhoneを見てみると娘の残メモリは1ギガを切っている。
「おとうがiPhoneのデータメモリを1ギガにしたからこういうことになったん？」
泣きそうな剣幕でまくし立てながらソフトとデータの削除をし始めた。
ネット上の使用メモリとiPhoneのメモリとは関係がない。
「おまえはあほか。そんなん何の関係もないやんか。そんなん消しとらんとメモリ増やす方法、調べたらええやんか」
そう言っても、ギャースカ、ギャースカ、かなりうるさい。
「一旦Macでバックアップを取って、iPhoneをクリーンにしたらいいんや」
結局、この方法を試してみることにした。
ほんと、ギャーギャーうるさい。
