清流293号 2022年8月7日号

清流

議長 溝北 好一氏 副議長 松岡 宏行氏 
8月2日初議会 議会の新体制決まる

8月2日、初議会が開かれ、議長以下、議会の新体制が決まりました。日本共産党の東芝弘明議員は、議長候補の溝北好一氏と副議長候補の松岡宏行氏に投票し、両者は12票を獲得。全議員の支持を得て当選しました。各委員会構成と一部事務組合議員等の選出結果も紹介します。

議長・副議長選挙
東芝議員は2人の候補に投票

かつらぎ町議会は、前回から議長・副議長に立候補する議員が、壇上から所信表明を行い、その発言に対する質疑を経た後で選挙を行うようになっています。
8月2日の初議会では、欠席した溝北好一議員が、議長に立候補を表明していたので、松岡宏行議員が溝北議員の所信表明の文書を代読しました。本人欠席のため質疑はありませんでした。
副議長には松岡議員が立候補を表明し、所信表明演説の後、質疑が行われ、東芝弘明議員が2点質疑を行いました。
東芝議員は、今回の議長選挙にむけ、溝北議員との間で、7月29日、議会運営に関わる協定書を結び、この合意を踏まえて、議長・副議長に投票しました。選挙の結果、2人は、出席議員全員の12票を獲得し、当選しました。
かつらぎ町で日本共産党の議員が、保守系議員である議長・副議長の両名に投票したのは初めて。溝北議員と東芝議員が結んだ協定書は下記のとおりです。
東芝議員が2人に投票した理由は、議会運営に関わる点で議長候補との間で合意があったからです。ただし、溝北議員の所信表明では、議会運営に関わる発言が極めて少なく、松岡議員との質疑では、議会運営をめぐって行政機関とともに政策を立案するプロセスに議会が関わるという考え方が示されたので、東芝議員は、「今議会でこの問題については地方自治法と会議規則に基づいて結論をだすべきだ」という見解を対峙しました。
日本共産党としては、議長・副議長選挙によって、議会運営上の課題が残ったといえます。

議会運営に関する協定書

かつらぎ町議会議長の選挙に際し、溝北好一氏と東芝弘明氏は、左記(下記)のとおり協定書に調印する。この協定書は、議会基本条例の精神を共通の土台とし、かつらぎ町議会の民主的な運営とさらなる議会改革を推進することに資するものであることを互いに確認する。この協定書は公に結ばれるものであるので、互いが公表の権利を有する。協定書は二通作成し、双方が一通ずつ保管する。

1 たえず議会基本条例の原則に立ち返り、住民に開かれた議会となるよう、争点や論点を明確にする努力を行い、議会の民主的運営に努めること。
2 憲法と地方自治の原則を重視し、議会が二元代表制の機関としての役割を発揮するよう努力すること。
3 議会運営では、少数意見を尊重するとともに、一党一派に組みすることなく公平な立場を貫くこと。
4 委員会運営では、議員一人一人の発言を尊重し、議員間の協議がすすむよう最善の注意をはらい、政策協議が発展するよう努めること。

以上
2022年7月29日


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Posted by 東芝 弘明