橋本市を視察した

出来事

[youtube]http://youtu.be/nYaZW0i2l-s[/youtube] 「橋本市の恋するフォーチュンクッキー」
「見ていただきましたか」
「すみませんまだです」
橋本市に取材に行き、まずこういう会話になった。
「見ました。よかったですよ」
から出発できなかったのは、ぼくの不徳のいたすところだ。
家に帰って、iPadで「橋本市の恋するフォーチュンクッキー」を見た。何だか感動した。1200人もこの踊りに参加しているという。
みんなの笑顔がいい。

橋本市の生き生き長寿課を訪問して、取材をさせていただいた。このようにして橋本を訪問するのは、もう3度目になった。金曜日には、地方税回収機構と和歌山県税事務所に行き、今日は橋本市に行った。一般質問は、足で情報を得る。人に会って、現場でものを考える。できる限りそういうことを行ってきた。
資料とにらめっこをするのだけれど、資料だけには頼らない。いつも現場の実際の姿を大事にしたいと思っている。
和歌山県税事務所のN課長は、「私たちは滞納整理を行っているのではありません。滞納の金額ではなくて人を見ます。滞納者を納税者にするよう働きかけて、自主的に税金を納めてもらう県民になってもらうために仕事を行っています」と語った。
取材をするとこういう印象に残る話が出てくる。質問のテーマに基づく情報収集が、次の新しい視点を与えてくれる。足を運んで初めて手に入れられる情報がある。

橋本市に行き、地域包括支援センターの財源問題について、底までつかむことができた。担当のKさんに話をぶつけると、かつらぎ町の見解との差異がものすごく鮮明になってくる。同じ地方自治体、同じ国の方針、同じ法律、同じ制度であるにもかかわらず、違いが発生してくる。その違いがどこから生まれてくるのか。双方の話を聞いているとそういう差異も見えてくる。

かつらぎ町は、他市町村の優れたところを貪欲に学ぶようにすべきだと思う。自分の所の仕事への自負はあっていい。あるべきだとも思う。しかし、たえず自分の自治体の仕事を客観的に見つめる努力は必要だ。日本人が外国に行き、習慣の違うことに触れると、盛んに日本とは何かという問いかけが、胸の中に湧き起こってくる。外国に触れることによって、自分の国との差異が強烈に印象づけられる。
かつらぎ町が、かつらぎ町のことを深く把握するためには、他の市町村の事業を把握するのは、欠かすことのできない一つの視点になる。
「井の中の蛙、大海を知らず」
という傾向は、他の自治体との比較研究によって克服される。

形の差異を学んでもあまり意味はない。大事なのは、その中に流れている取り組みの精神、ものの見方、考え方だ。形の違いは、誰にでも見える。条件の違いなども目に付く。この違いばかり見ても、なかなか応用はきかない。形の差異を学ぶ視察というのは、あまり意味がない。

手元にかなりの資料が集まってきた。あと2日。これを質問原稿にまとめる。材料を使ってどう料理するのか。一般質問はこういう段階に入ってきた。


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出来事

Posted by 東芝 弘明