熊取町の江川さんを応援する

出来事

8時40分に家を出て、大阪の熊取町に向かった。京奈和に乗って打田で降り、犬鳴山を超えて行く。9時40分頃に江川けいこさんの事務所の近くについた。カーナビで案内されたとおりに行くと、葬儀屋さんの事務所の前に出た。
あれー、なんか変だな、と思っていると、葬儀屋さんのおかみさんと目が合った。江川さんに電話を入れると、「この電話は現在使われておりません」というむなしいアナウンスが流れた。
Facebookのメッセージで連絡を取ってみようとするとTさんから電話がかかってきた。タイミングが悪い。
「出発式の後援会ニュースを作ってほしい」
電話の主はそう言った。

結局、葬儀屋のおかみさんに案内してもらって、1つ筋違いの江川さんのガレージの前に着いた。お礼を言って車から降りると、江川さんが歩いて現れた。
ぼくの選挙で2回も応援に来てくれた人に対し、お礼を込めて応援をしたいとずっと思ってきたのだけれど、なかなかその時間が取れなかった。ようやく今日1日だけ、応援に行こうと決意して、熊取町にやってきた。

再会の握手を交わして、選挙の状況を教えていただき、ビラを読んだ。
驚いたのは、10年越しの裁判で談合問題を追及し、最高裁判決で住民側が勝利していたことだった。談合によって97%の高値落札を続けていた業者たちは、8億円の返還を求められ、最近になって2億円近くのお金が町に返納されたのだという。
この問題に対し、現在の町長はかなり消極的だったが、判決が出たことによって、業者への返還を求めるようになったのだという。
「私の議員生活の中にこの談合事件の追及問題がずっとありました」
江川さんはそう言った。
3期12年間の議員歴の中で10年間は、この問題に関わってきたのだという。

ぼくは、電話かけとビラまきをさせていただいた。
知らない町を地図を片手にビラをまくのは面白い。ただ単に道を歩くというだけでなく、路地裏を含めてくまなく歩くので、その地域の雰囲気が感じ取れる。地域にはそれぞれ、その地域の趣というものがある。熊取町は、ぼくが住んでいる地域よりも都会だった。ぼくたちの地域と違うのは、やはりかなり狭い地域に住宅が肩寄せ合って建てられているということだ。段差のある地域に階段状に家が建てられていた。ぼくの住んでいる地域よりも人口密度が高い。
和泉山脈を隔てて北と南のそれぞれの町は、趣の違う地域を形成している。
配り始めた時間帯が、小学生、中学生、高校生の下校時間と重なっていた。住宅街を縫うようにして歩いて帰っていく子どもたちと何度もすれ違った。
歩いていると何軒か町工場があった。町工場のある地域というのは、ぼくたちの地域でいえば高野口ぐらいしかない。あわただしく働いている道をビラを配りながら歩くというのは楽しかった。
ときどき、表に出ている人がいて、「江川さんをよろしく」と声をかけると、優しい感じの笑顔が返ってきた。信頼されている感じが伝わってくる。公明党のポスターもかなり目につく。

橋本市の旧市街地を歩いた時は、この地域は美しいなと感じながら歩いていた。林間田園都市という無個性な名前がついている町だけれど、林の間に田園が広がる都市という意味では、まさに橋本市はそういう町になっている。趣のある街道筋を歩きながら、見上げると高いところにマンションがそびえ立っているという、農村のまわりに突如都市が出現するような、異様な風景もあったりするが、旧市街地には、落ち着いた歴史のようなものが漂っている。

ビラをまいたので汗をかいた。定数14人の中で共産党の議員が3人。ガンバレ江川さん。
江川さんにお別れを言って事務所を出たのは、5時10分を回っていたが、帰りは道がすいていた。自宅に帰り着いたのが6時5分ぐらい。所要時間は46分だとカーナビがアナウンスした。行きよりも15分ほど時間が短縮できた。

歩き回ったので、夜になると眠たくなった。例のごとく、テレビを見ないで『Dr.スランプ』のKindle版を読んだ。結局9巻全部(コミックス版は18巻、Kindle版は2冊分が1つになっている)をダウンロードして読んだことになる。ガッちゃんは天使だった。ガッちゃんたちは悪い文明を何でも食べるという使命を持っていた。どうもこの天使、アラレちゃんよりもつおい(強い)。
さて、明日からは橋本市の後半戦、市議選挙への支援が始まる。林間田園都市でビラもまかないといけない。


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出来事

Posted by 東芝 弘明