安倍さんは、国民に対して責任を果たすために真実を語れ
役場の職員と話をすると、森友学園問題の決裁文書改竄事件に対する関心は高かった。
一言でいうと「あり得ない」ということだ。
元官僚の、古賀さんを含む複数のコメンテーターは、78ページに上る決裁文書そのものの存在の異様さを異口同音に語っていた。決裁文書が78ページにも上るというのは、異例のことだろう。普通、こういう決裁文書が出てきたら、「もっとコンパクトにまとめろ。こんな長い文書を読ませる気か」と言われるだろう。しかし、この膨大な決裁文書が受けとめられ、決済されていた。克明な報告文書的決裁文書には、安倍さんたちの政治家の名前が克明に記入され、安倍昭恵夫人のことも明確に記されていた。
なぜ克明な異例の決裁文書が存在したのか。おそらくこれは、官僚の良心の表れだったと思われる。それだけ極めて異常なことが繰り返されて、最終的に8億円の値引きで売却されたという事態に至ったということだろう。不正なことが行われる場合、公務員の方々は、それが起こった日付も含めて記録に残したいという気持ちになることが多い。問題が発覚して事件になった時に、一体誰がこんな不正を働いたのか記録したい。責任の所在を明らかにしたいと思うのが人間なのだと思う。今回の膨大な決裁文書には、そういう側面があるのではないだろうか。
大阪地検特捜部の捜査の中で、決裁文書の書き換えは、財務省理財局からの指示だったことをうかがわせるメールの存在がニュースになっている。一職員が自分の意志で書き換えるなどということは行えない。
過去に行われた決裁の文書を、国会に提出する必要が生じた段階で改竄しようと思えば、決裁したすべての人に対し、改竄した文書を見せて承認のための印鑑を押してもらう必要がある。改竄はどうしても組織的な動きにならざるを得ない。こういう改竄作業を可能にするには、組織の上からの指示がどうしても必要になる。財務省の本部から指示が出ないと改竄はできないというのは、当然あり得る話だ。
改竄のきっかけになった国会での答弁は安倍さんだろう。安倍首相は昨年2月17日国会で、「私や妻が関与したのなら、総理大臣も国会議員もやめる」と答弁している。文書の書き換えは、この後発生している。安倍政権の延命のために政治家も省庁も動いたという可能性が濃厚だ。
自民の筆頭副幹事長の小泉進次郎氏は、記者のインタビューに対して「なぜ書き換えたのか知りたい。自民党は官僚に責任をなすりつける政党じゃないことを見せる必要がある」と発言した。
安倍さんは、国民に対して責任を果たすために真実を語れ。
森友なんてショボイ内容の問題だっけど、政権の下手くそな対応でアリ地獄のような感じになってしまった。
森友に政治家への賄賂なんかないんだけど、政治家と官僚の対応がなぁ~・・・・公文書偽造となると議会制民主主義の根幹にかかわる問題。
森友での賄賂なんかないんだけど、そのショボイ問題の対応のために、議会制民主主義の根幹にかかわるような問題をやってしまった。それもショボイ決算書からどうでもいいような内容を消しただけなんだけど、アウトです。
しかし・・・どうでもいいような話にために・・・重要な失敗やっちゃった。
それと検察は贈収賄について調べただけで、公文書偽造を調べている訳じゃない。・・・・なんちゅうか・・・ほんとお粗末な事件です。
トリノさんへ。
森友学園問題という小さな事件は、安倍内閣を終わらせる大きな事件になりましたね。昨年からこの事件で終わるのが、安倍内閣らしいですよと書いてきましたが、よかったです。
この問題は一般でもあるような上司に対しての忖度だと思います。
1.殿が「良きにはからえ」と漠然な指示
2.漠然な指示を忖度し「この話は絶対に決めろ」と家老が部下に指示
3.町奉行がそれを前提に交渉する
4.交渉内容を御徒が、そのまま議事録を執る
5.殿が「森友の件は、全く関与しとらん。あったら切腹する」発言
6.家老が議事録読み返す
7.関与を推測される文言がある
8.殿が切腹せねばならんような文言は消せと家老が指示
9.町奉行の命令で御徒が書き換え
10. 書き換えが瓦版にすっぱ抜かれる
11. 家老以下大慌てし、御徒に責任転嫁する
安倍さんが、どのタイミングで知ったかによるが早い段階で
改ざん指示はしていないが忖度させ改ざんに至った事を真摯に謝罪すべきでしたね。
その責任はあると思います。
トリノさんの通り「お粗末な顛末」だと思います。
官僚と政治家の構造的な問題。なんというか政治家の能力が低いのと、官僚の構造がおかしい。
私としては森友なんかどうでもいい問題です。
しかし、国会に提出された文書が偽造だとすると、これは・・・民主主義の根本にかかわる問題。官僚が都合のいいように公文書を変更できることを示唆している。森友のようなどうでもいいものだったからいいけど、
これが日本の命運を左右するようなことを、官僚が意思をもって勝手に変更しかねないということ。
民主主義が万能だとは思わないけど、日本は民主主義国家です。つまり国会が頂点となって国を動かす。
ただ、国会議員はバカの集団なために、官僚にバカにされるのです。
それが今回の顛末。
現内閣が官僚の人事を牛耳るようになると、官僚によって動かされていた日本の仕組みが、もろくも瓦解した。政治主導になったあとの官僚の態度は、国民から見てあっと驚くべきものだった。政治家のいいなりの姿は、佐川さんの答弁に全て現れた。
それに反旗を翻したのが前川さんだった。
政治の劣化が、官僚の劣化に直結している。これが安倍内閣の姿。安倍内閣の言いなりになった官僚機構は、安倍さんたちに責任を押しつけられている。白々しい政治家のウソが、国民の前で露呈している。