1日和歌山へ

雑感

朝から和歌山に行き、京奈和から阪和自動車道に入った。考え事をしていた。「大志とロマン」ということを考えていると景色が変わってきた。

「あれ、通り過ぎた」
和歌山インターで降りないで海南に向かっていた。「そうだ、和歌山南インターで降りられる」
そう思ってインターの入口に向かって入っていった。入口にETC専用出口。そんな看板が目に入った。どういうことなんだろうと思って出口に行くと見たこともない改札口のパネルがあった。
ここにカードを差し込んだらいいか。そう思って高速のカードを差し込もうとした。
「そこには、カードを入れないでください」
男性の声がした。スピーカーからの音だった。
「この出口は、ETC専用です。ETCカードは持っていますか」
「はい持っています」
「カードリーダーは持っていますか」
「いえ、ありません」
「ここはETC専用出口です。右側のゲートを開けますので右に曲がってください」
指示に従って右に曲がると男性が立っていた。
「和歌山方面で降りますか」
「はい、そうです」
「そしたら和歌山方面を選んで和歌山インターで降りてください。2キロぐらいで着きますから」

結局、和歌山インターに戻ってきた。降りたときに時計を見ると会議までにまだ30分あった。
間に合う。そう思った。

夜、藤井幹雄氏の慰労会があったので参加した。野党の県議会議員や市民連合、各政党の代表の方々が参加していた。それぞれの人の挨拶には、熱い気持ちや労を労う言葉に溢れていた。気持ちのいい集会だったし、野党共闘の可能性と未来を感じさせてくれるものだった。

さて、今日から町長選挙が始まった。かつらぎ町の明るい展望が描きにくい状況になってきた。農業の衰退、地域産業の衰退、人口の減少など直面している問題は、自民党政治の歪みとアメリカによる日本の支配によって引き起こされている。決して自然現象ではない。引き起こされている問題に対して、何が原因かを見据えた上で対策を講じることが求められている。
地域の再生は、日本の政治の変革なしには実現できないことでもあるが、そういう改革とともに21世紀の中盤に向かってどういう地域目指すべきなのかを見据える必要がある。

地域の生き残りをかけて競争に勝つために町づくりをするのではない。衰退していく日本の中で競争によって生き残りをかけても、それは、螺旋的に回転しながら落ちていく階段を駆け上るようにもがくだけだ。
普通に生活して普通に暮らせる地域をどうつくるか。そういうことを求める町づくりを目指してほしい。本当の豊かさは、時間的な余裕、自由な時間によって生まれるのではないだろうか。


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雑感

Posted by 東芝 弘明