パンケーキオフレコ懇談怖い秋

雑感,政治

記事は「しんぶん赤旗」の昨日のもの。朝日新聞と東京新聞は参加しなかったし、さらに参加しなかった新聞社はあったようだ。「しんぶん赤旗」にこういう記事を書かれる日本のメディアって一体何だろう。
菅首相といっしょにパンケーキを食べたメディアの記者は、報道姿勢も甘くなる。
「そんな大げさな」
と思う人は、国境なき記者団が発表する「世界報道自由度ランキング」を調べて見るといい。日本は66位で顕著な問題があるグループに入っている。権力の側に取り込まれるプロセスにいとも簡単に乗っかって、内閣総理大臣と親しくなって内閣寄りの情報をもらって、喜々として喜んでいるうちに、国民の視点を失う。主権が国民にあるという立場に立って、政治腐敗や政治の私物化を続けてきた「安倍政治」を監視しないと日本の未来が危ういのに、どうしていとも簡単に首相との会食に臨むのだろうか。

菅政権は、明確に「安倍政治」を継承すると言っている。「安倍政治」とは何だったのかという総括なしに、パンケーキ好きの苦労人の総理と、それこそパンケーキをいっしょに食べて喜んで、という形は何を生み出すのか。
先進国のメディアは、権力者と会食はしない。国民主権の立場に立たない政治が行われたら、この原則に照らして報道しなければならないからだ。今までの「安倍政治」の負の遺産をまともに見てきたメディアなら会食に参加しないのは当たり前だろう。

国会が開かれていないなか、日本学術会議の役員の推薦名簿から6人の方が外されて99人が任命された。この問題が噴出しているのに、この問題についての首相記者会見は開かれていないのに、90分間オフレコの会食に参加する。安倍政権よりも菅政権の方がメディア対策に長けている。菅さんは、裏方としてそういうことをやってきた人だから。そのことをメディアは知っているのに。

パンケーキオフレコ懇談怖い秋


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Posted by 東芝 弘明