後期高齢者医療広域連合議員の議会準備

雑感,出来事,議員の活動

後期高齢者医療広域連合議員になったので、準備のための会議を県庁の共産党県議団の控え室でさせてもらった。県の上田さんには大変お世話になった。来週の火曜日の議会に向けて、質疑と討論、一般質問の準備を集中的にしなければならない。この一方で党の会議の準備をする必要もある。大事な文書の作成も重なっているので余裕がない。

後期高齢者医療広域連合は、県内の16万人をこえる後期高齢者の後期高齢者医療制度を支えている保険者だ。議員は31人。この議会は通告をしないと質疑と一般質問ができないへんな議会になっている。標準会議規則では、通告のない議員も、通告を行った質疑が終わった後、質疑ができるようになっている。会議の本来の姿はこうだろう。人の話を聞いて、問いたいことが出てきたら発言できるというのが、標準会議規則の観点だ。和歌山県後期高齢者医療広域連合議会は、これを議会の申し合わせで禁止して、通告がなければ質疑ができないとしてしまった。

会計規模が1515億6300万円を超えている。規模が大きく、後期高齢者の命と健康を握ってる議会は、年2回開かれている。基本は予算と決算だ。広域連合の独自施策は少ない。広域連合は、30市町村が共同で設立したもので、議会は、議会議員から選出されている。和歌山市が2人、あとは各市町村1人ずつ選出されている。和歌山県後期高齢者医療広域連合議会には、議会運営委員会がないので、議会運営の改善が難しくなっている。ネットで検索したら後期高齢者医療広域連合議会には、議会運営委員会を構成しているところもあれば、ないところもある。兵庫県が議会運営委員会を最近作ったようだ。この委員会を作らないと改善を図ることができないので、議会運営委員会を設置することを求めたいと考えている。

通告をするのは共産党の議員だけという傾向が続く。明日が通告の〆切り。共産党の2人以外から通告はあるだろうか。
今まではこんな感じだった。
請願は賛成討論だけ、質疑がないことが多い。議案は、共産党が質疑をして、ときどき反対討論を行う。賛成討論はないという形になっている。和歌山県内全体から会議に参加する。議場を設定するのが和歌山市内のホテルなので、もっとも距離の遠い議員は、来るのが大変だと思われる。時間が押してきて、夕方一般質問をするのは、少し申し訳ない感じだ。
しかし、共産党の議員以外質疑なし、討論なしというのは、いかがなものだろうか。広域連合の議員は、個人の資格で議員になっている。各議会を代表するものではない。そのことを明記している広域連合もある。自分の責任で、議員として賛成反対を決めて、質疑を行い、質問をするということを前提に議会が運営されている。後期高齢者医療広域連合の歴史は浅い。制度ができてから14年ほどしかない。歴史がないのに議会運営はかなり形式的だ。設置された途端に形骸化している議会の状態を変えるべきだろう。

質疑と討論と一般質問。これが選出された議員の仕事だ。政治は争点のある世界。意見の違いがあって当たり前。国民の中にあるさまざまな意見を反映して議会は議論して答えを出す。一人一人の議員の自覚がすべて。質疑するのも討論するのも、一般質問も自由。しないことも一つの選択なので押しつける訳にはいかないが、今の状態は議会の本来の姿だとはいえない。

議会本来の姿が生まれることを期待したい。


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Posted by 東芝 弘明