風邪はあんまり良くならず 2006年7月16日(日)

出来事

風邪をひいたので薬を飲んでいる。
クラビットという薬を1錠づつ飲むという処方箋だったが、間違って2錠筒飲んでしまったので、薬が切れてきた。
のどの痛みは改善されたが、咳が出そうな感じになってきた。
風邪を抱えたまま選挙本番に突入するという感じだ。
「火曜日までに完全に風邪を治して下さい」
と笑いながらお医者さんに頼んだが、自分の免疫力が低下しているので、そうならないままマイクを握らなければならない。
今日は車で訪問に行った。
坂道を登るとワゴンRのパワーが極端に落ちる。
クーラーを切ってセカンドにしても登る力が弱い。
高台に登ると自分の住んでいる折居が見下ろせた。
炎天下の空の下、町は静かに見えた。
紀ノ川は、戦後直後、水量豊かに、水清らかに流れていた。
川の姿を変えてしまった要因は、どこにあるのだろうか。
過度の植林による山の保水力低下、大量の砂利採取、大規模ダムの建設などの複合的な要素がからまって、現在のような水量の少ない、肥沃な土の多い川になってしまったのではなかろうか。
肥えた土が大量に堆積するようになると、川の中に木が茂り草が生える。
このような川の景色の変化が、紀ノ川のイメージを大きく変えてしまった。
河川内の小さな森は、鳥や動物の住み家となっている。
生活排水による汚染という問題も軽視できないが、水量の低下とダムによる水質悪化、砂利採取による水の浄化機能の低下の方が川を汚してしまったように思う。
以上は、ぼくの仮説に過ぎない。
砂利が大量にある川には、そんなに草や木が生えない。水量が多ければ、土は堆積せず流れてしまうので森はできない。砂利には水の浄化作用があると思われるので、砂利を大量に採取したことが、川の姿を変える大きな原因になったと思うのだ。
奈良の五條から新宮にぬける道路を始めて走ったときに、熊野川だったと思うが、川の美しさに目を見張ったことがある。白い砂利と青い川、澄んだ水。これこそ、ぼくが子どもの頃見ていた川の姿だった。
もし、川の専門家がいたら教えていただきたい。
ぼくの思いつきは、正しさを含んでいるのかどうか。
紀ノ川がわずか戦後60年超でこんなにも姿を変えてしまったのかを。
高台に登り、眼下に自分の住んでいる町を見て、こんな思いが頭をよぎった。
紀ノ川を美しく再生しよう。
こう呼びかけたい。


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出来事

Posted by 東芝 弘明