自分の直感を信じ、同時に疑うことが必要

雑感

雨だった。冷たい雨。お昼は、家族3人で食事をして、午後1時30分から哲学の講師をさせていただいた。人間は、意識する7秒前に物事を潜在意識下で判断しているという研究がある。多くの物事を人間は、直感的に潜在意識下で判断している。この判断が正しいことも多い。しかし、誤りを含んでいることもある。自分の判断をときには検討して、事実に基づいて考えをあらためることが大事になる。

弁証法的な見方は、自分の認識に対しこういうことを求めている。事実の調査と事実に基づく検討によって、自分の考え方を改める。これが、物事を肯定的に捉える作業にとって欠かせない。こういうことも話をさせてもらった。いかにして、弁証法的に存在している事物の存在の仕方を理解するのか。人間の認識は、ときに誤りを含むのは仕方がない。一度に人間は物事の全面的な側面を理解することはできない。事物の連関が見えず、一面しか捉えられていない認識は不十分だといわなければならない。認識の問題として、こういうことを知っていて、自分の認識を疑って、事実に基づいて考え直す作業が極めて大事になる。

弁証法を学んだからこそ、こういう認識の仕方を自覚して、自分の考えを発展させる。絶えずこうありたいものだ。


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雑感

Posted by 東芝 弘明