世耕大臣の姿勢に驚いた

雑感

記者会見では冒頭、文在寅大統領が日本側の措置につき二国間協議と撤回を求めたことについて質問されたので、 私からは、 今回の措置は輸出管理を適切に実施する上での必要な日本国内の運用の見直しである。協議の対象ではなく、また撤回も全く考えていない。 と答えました。

世耕大臣のtwitterを読んで恐ろしくなった。「今回の措置は、輸出管理を適切に実施する上で必要な日本国内の運用の見直し」だって?。

7月1日、経済産業省は「大韓民国向け輸出管理の運用の見直しについて」を発表し、韓国向けのフッ化ポリイミド、レジスト、フッ化水素の輸出審査を厳格化することなどを発表した。韓国サイドは、日本がこうした措置を取ることを想定していなかったのだろう。それなりの衝撃を与えたようだ。

 これらの品目は、同国経済の牽引役であるサムスン電子などにとって必要不可欠な材料といわれていた。わが国企業の世界シェアは高く、短期的に見ると迂回(うかい)調達も容易ではないようだ。(diamond Online)

日本のこの3つの原料が手に入らなかったら、サムスン電子などは生産ができなくなる。こういう事態が当然予想されるのに世耕大臣は適正な輸出管理、運用の見直しだと言って、協議をしない、撤回も全く考えていないというのは、韓国に対して経済戦争をしかけているようなものだ。

徴用工問題に対して、日本政府は韓国の裁判結果に対して全面否定という態度を取っている。これは、中国と日本企業の間の裁判事例を見てもあり得ることであり、「話にならない」という態度は話にならないと思う。しかもこの問題に端を発して、報復ではないといいつつ、極端な輸出規制に入るというのは理解しがたい。


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雑感

Posted by 東芝 弘明