議案質疑が議員の仕事の中心

雑感

議会最終日。議案が少なかったので質疑は午前中で終了した。最近は、十分な答弁が返ってこないときは、もう質疑を重ねないようにしている。迫っても必要な答弁が返ってこない。今日の議会でも感じたが、事前にヒアリングをしていない議員が多いので深い質疑ができていない感じなのと、質疑そのものが少ない。

議員の仕事は、議案の審議にあると思っている。議員個人で一般質問を行って、政策提案をし、行政の姿勢を改めたり、取り上げたテーマに対し積極的になってもらったり、施策を実現したりすることはできる。一般質問は、行政を変化させる上で大きな役割を発揮するし、中阪町政の元での一般質問は、議員の指摘や提案を前向きに捉えて行政をより良くしようという姿勢になっている。それだけに議員の質問にも熱が入り、成果も生まれている。

しかし、それでも議員の仕事の中心は議案の審議にある。最終の意思決定機関が、必要な質疑を行って、問題点を正し、改善を求めたり、執行の姿勢を質したりすることの意味は大きい。同時に複雑な議案を深く調べて、的確な質疑を行う努力が、議員の質を高める唯一の道だ。質疑を深く準備して、問題点を正すことをしない議員は、行政の仕事を十分把握できない。

憲法と地方自治、その中で法律が改正され、施策が具体化されていく。国会ですべてのことは決まらない。具体化のプロセスの中に政治の本当の姿がある。介護保険にしても国民健康保険にしても、国会議員の調査だけでは制度の姿は完全には見えない。自治体がどう施策を具体化するのか、ここに日本の民主主義の姿がある。議案の審議を積極的に行う議員にならないと、政治を把握することにはならない。質疑の準備を通じて、一般質問の課題も見えてくる。

事前のヒアリングと自らの学習の積み重ねが議員の質をつくる。ヒアリングを行い、よく調べ、積極的に質疑を行う議員が増えてほしい。その先に議会改革がある。

夕方から議員と町当局(町長と副町長、教育長、教育次長、各参事)による懇親会が開かれた。花圃の里までバスに乗った。冷たい雨が降っていた。
最近血圧が高い。昼休みに役場の一階のロビーにある血圧計で血圧を測ると、上が160、下が95だった。脈拍数も94と高かった。自覚症状はあるというかないというか。お医者さんに行ってみようかと思い始めている。


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雑感

Posted by 東芝 弘明