沖縄の#コドソラさん

雑感

議会運営委員会が開催された。3月会議が始まる。
議運で#コドソラという沖縄の保護者のみなさんが作った団体から提出された「日本全体で解決すべき問題として、普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・水・土の安全の保障を求める陳情書」は、取り扱うかどうかの協議の結果、取り扱わないので委員会付託はせず資料配付のみということとなった。なんでそうなったのか、書いてみたい。
コドソラが求めているのは以下の3点。

  1. 学校上空(普天間小、普天間第2小、緑ヶ丘保育園)の飛行禁止
  2. 日本政府の責任において、沖縄県及び宜野湾市とともに、普天間第2小学校内の土壌調査の実施及びPFAS汚染特定箇所の土壌の入れ替えを行うこと
  3. 普天間小学校の子どもたちを取り巻く空・土・水の安全を保障すること

#コドソラは、2017年4月に、空から米軍機の部品が落下してきて、子どもに危険がおよんだ事故をきっかけにして作られた保護者の組織「チーム緑ヶ丘1207」から出発したもので、事故から5年が経過したときに結成された組織だ。
2022年12月に陳情書が出されたときに、〝国に対し上げてほしいといっていた意見書案の中に県や宜野湾市にも調査を求める内容があったので改善してほしい〟ということで、提出した#コドソラに議会事務局から打診して、改めてもらったという経過があった。

今までも〝団体がどういうところか分からない〟という意見が出ていたが、さらに今日は、議会事務局の要請に応じて陳情書の文言の訂正がなされたことに対し〝団体の主体性はどこにあるのか。ますます信用できなくなった〟という意見が出た。
さらに、沖縄県と宜野湾市が国と懇談して、国が動き始めているというNHKのニュースを紹介すると、
〝国が対応し始めているのであれば国に任したらどうか〟という意見も出た。
どういう団体かという点について自分で調べ、さらにこの団体とメールでやり取りした議員は、
#コドソラは、保育所の保護者のみなさんが作った団体で、子どもは卒業してしまうので、PTAだと限界があるので立ち上げたこと、政府交渉4回、県への交渉6回、その他講演活動もしていることを紹介した。
しかし、この議員も〝勉強会をしたら取り扱わなくていいのではという議員もいた。自分も取り扱わなくてもいいと思った〟と発言した。

残念な気持ちが強く残った。
昼から#コドソラの活動をFacebookなどでみると、政府交渉に東京まで行っている。各政党への要請や政府との交渉の姿がFacebookには載っている。12月の政府への要請は36,119筆の署名を抱えてのものだった。ぼくもこういう活動をしていることは知らなかったが、なんだかよく分からない団体、信用できないなどの議員の反応には驚かされた。
沖縄の現実はぼくたちの想像を超える。今沖縄で苦しんでいる人々の姿は、戦争準備をしている日本政府のもとで、自分たちのお膝元での現実となる可能性がある。そういうことを感じ取ってほしいと思う。

昼から時間を割いて#コドソラの代表者に「請願を出しましょう」というMailを出した。ぼくの提案に応えてもらいたいなと思っている。
(冒頭の写真は普天間基地)


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雑感

Posted by 東芝 弘明