熊本県益城町にやって来た

雑感

熊本県益城町に、震災対策、議会BCPについての視察でやってきた。庁舎も他の公共施設も被災し、民家は被害のあったエリアでは、50%を超える家屋が半壊以上の被害を受けたという。震度7の地震は2度来た。7×2の地震からの復興という形になった。。

被災した人々が公共施設などに殺到し、大混乱の中で被災生活が始まったのだという。最初、避難場所の環境は悪く雑魚寝状態でプライバシーが守れる状態にはなかった。トイレ、キッチン、風呂の環境を整えることが重要になる。震災関連死を起こさないためには、二次避難によって環境を改善することが重要であり、パーテーションで区切ったり、ダンボールベッドでの対応は、少し後になる。益城町では、二次避難によって避難場所を増やすことになった。避難所の解説の仕方とスタッフの仕事は、震災の経験を踏まえ、今後、益城町は職員1人の配置、地域にいる住民である防災士の力を借りるという対策を取ると言っていた。

8年前の熊本地震のときには、一つの避難所に多くの職員はいて、他の業務につけなかったのだという。かつらぎ町の職員数は170人程度。自主防災組織の力を借りて避難所を開くというけれど、踏み込んで地域における防災士の配置と、その人を軸とした避難所の開設という形が現実的だと思った。

議会BCPの方は、益城町の説明を聞きながら、かつらぎ町議会が検討している方向は間違っていないことを強く感じた。いい研修になった。写真は災害後つくられたセンターの中にあるパネルの一つ。この建物は役場庁舎の横にある。人が集う場所として、熊本地震の記憶を記録する建物として賑わいを生み出していた。


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雑感

Posted by 東芝 弘明