予算の勉強会

雑感

朝9時から夕方5時まで、総務産業常任委員会の所管事務調査の一環である予算の勉強会(正式の質疑ではない)が行われた。主要施策一覧という説明資料があり、当課からの説明はこの資料に基づいて行われた。
かつらぎ町議会は、本会議中心主義を採用しており、予算の審議は全て本会議で行うことになっている。委員会に議案を付託していないので、委員会における予算の質疑は、あくまでも所管の事務調査の範囲にとどまる。したがって、議会事務局も委員長もこのことを十分自覚して勉強会なるものを運営する必要がある。

当局の説明を受けたらすぐに質疑を始める。議員はこのやり取りに慣れなければならない。質問を聞きながら聞きたいことを組み立てることが必要になるのと、相手に対して質疑をしたら、その答弁を受けて、さらに問いを組み立てるということをしなければならない。問題意識がなければ質疑はできない。それは日頃からの積み重ねでもある。

ぼくの方は、いくらでも質疑ができるような状態だが、他の議員の質疑時間を奪うことになるのでかなり遠慮した。委員長が反時計回りや時計回りで順番に質疑をする運営をしてくれたので、これはいいなと思っていたが、途中で挙手でやってほしいという意見が出て、途中からそちらのやり方に切り替わった。5時を目処に終わりたいという意識が強烈に働いている運営だった。

ぼくは、時間を気にせず、徹底的に審議するという形を取るべきだと思っている。膨大な準備期間を必要とした予算案や議案に対して、質疑をする時間ははるかに短い。この短い期間と時間の中で、どうやって質疑の時間を確保するのか。議会が考えなければならないのはここにある。議会日程を決める協議の時にこの日程でいいのかという点について意見がない傾向が強いが、準備が十分にできるのか、質疑の時間は確保されているのか、そこをよく考えて運営すべきだと思われる。質疑が少ないので時間延長して議会を運営することが少なくなっている。

効率的な議会運営は必要だが、そのことによって審議時間が確保できないようでは、本末転倒ということになる。


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雑感

Posted by 東芝 弘明