いい天気だった

雑感,出来事

伊太祁曽神社に向かって車を走らせた。助手席には妻が乗っていた。
「モスバーガーに行くんやで」
桃山町の河南にあるローソンから南に向かって車を走らせていると妻が言った。
Uターンをして、紀の川を渡り旧国道を越えてオーストリートの交差点を左に曲がって、岩出のモスバーガーに行った。店内にはそれなりに人がいた。コーラと550円のハンバーガーとオニオンポテトを注文して、妻と向き合って食事した。モスバーガーは美味しい。
食べ終わったので、旧国道に車を走らせ、大宮の交差点を直進して、岩出橋を渡り貴志川町に入った。伊太祁曽神社への矢印が大池遊園を過ぎたら出てきたので、そちらに入った。道は狭かった。

駐車場に入るのに少し待った。1台出たら1台入るという状態だった。伊太祁曽神社には初めて行った。かなりの参拝客があり、階段の手前から並ぶことになった。露天商のお店が5つほどお店を出していた。ベビーカステラだけ、左手の御神木の横にあった。お腹はすいていない。ジャンボ鯛焼きと書いていたのでのぞき込むと、普通のサイズと思える鯛焼きが焼かれていた。

階段を登ると拝殿の広場に出る。その広場の奥にさらに階段があり、賽銭箱が置かれていた。古い神社なので趣がある。木の神様が祀られている神社で猿石というものもあって、猿の顔に見える石を撫でて手を合わせ撫でた手を頭や悪いところを触ると御利益がある感じだった。頭をポンポン、目をそうっと触るという感じで手を合わせた。

なかなかいい神社だった。十二支が木彫りにされていて、今年の干支の龍が賽銭箱の横に飾られていた。

次に向かったのは養翠園。江戸時代に作られた日本庭園で松の木と大きな池のある静かな庭園。夫婦ともに生まれて初めてここに来た。ゆっくり歩いて、揚水邸の前にあるベンチに腰を下ろし景色を眺めた。最後に移築されていた湊御殿に行った。江戸時代の紀州藩主が使っていた建物だ。この建物も養翠園の敷地の中にあった。
たたきのところにあったベルを鳴らすと男性の案内の人が出てきた。名札が首に吊されていて和歌山市とある。1月2日、市の職員がこういう形で勤務されていた。この人の話を聞いて建物の中をぐるりと一周した。江戸時代から明治に入り、武士階級制度が廃止されたので、多くの武士は没落したんだろう。武家屋敷のほとんどは解体されたのだという。お金を持っている人が建物を引き受け保存されたものがあった。この建物もその一つだったのだという。

日本は、古い建物を大切にせず取り壊しては新しいものを建てるという傾向にある。どうしてそのような文化なんだろうか、というのが疑問として浮かんできた。解説は面白かった。

帰りがけに「学芸員の方ですか」と尋ねた。
「いえ、ちがいます。私たちは学芸員の人から教えてもらって説明できるようになった者です」
そういう返事が返ってきた。

養翠園をあとにして、和歌山イオンに行った。サンクゼールのお店に行き、瓶詰めの商品をいくつか買った。最近サンクゼールには、久世福商店の商品も置かれている。サンクゼールとどういう関係なのか、今ひとつ理解していない。サンクゼールの方は、斑尾高原牧場の時代からジャムを買っていたのでよく知っている。オールフルーツという砂糖なしのジャムを作ったのが斑尾高原牧場だったと思ってる。それからずいぶん時間が経って、砂糖不使用のジャムはかなり増えてきた。今回もオールフルーツの瓶詰めジャムを2つ買った。

今日は1日、いい天気だった。


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雑感,出来事

Posted by 東芝 弘明