役場の集金はほぼ終わり 2005年12月27日(火)

出来事

朝から夕方まで役場に集金に行って、集金はほぼ完了した。
役場も年末モードに入り、「3時から大掃除をします」という放送が庁内に響いていた。
公用車を洗っている姿が目につく。
さて、今日は聞き取り調査した話を書いてみよう。
中学校の教材備品は、笠田中学校45万7000円、妙寺中学校54万3000円という予算措置しかなく、初年度の予算に何の補正もされていない。聞き取りをして判明したが、この額の低さは異常な事態だと思った。平成16年度は、笠田も妙寺も220万円あったから、4分の1にも満たない予算措置しかされていない。
担当者に聞くと、「なんでこんなに低いんや」という驚きの声。
調べたぼくもビックリしたので、年明けに予算が削られたいきさつをもう少し調べてみたい。
アスベストを使用している建物の撤去については、なぜか知らん、労働基準監督署に聞けば分かるという話だった。アスベストは2種類に分けられる。1つは、飛散型のアスベスト。吹き付けられた断熱材などがこれに当たる。劣化してくると空気中に飛散し始めるので、人間が吸い込んでしまう可能性がある。この場合は厳重な管理の下での作業を必要とする。もう1つは、非飛散型のアスベスト。これはさまざまな建築建材に使われているもので飛散のおそれがないもの。この場合は、廃棄処分にするときに注意が必要になる。
水道料金の報奨金についても調査をおこなった。水道料金は、地域で、集団で集金をおこなうと、集金額の3%、報奨金が出る。納付組合が集団集金をおこなうので、毎年5月ぐらいに納付組合に一括して年間の報奨金が支払われる。
下水道料金に対しても納付組合が結成された場合、同じく3%の報奨金が出る。しかし、平成13年度から供用開始された歴史の浅い下水道料金については、納付組合が組織されている例は、1か所の町営住宅にしかないという。
納付組合は、30軒を1つの単位とする。町内会単位で、30軒の下水道接続を実現しているところは少ないようだ。
水道は供用開始をおこなえば、一度にその地域の全員が水道の供給を受けるようになる。しかし、下水道の接続は、住民の判断にゆだねられるので、供用開始した地域の下水道普及率は50%を少し超えたに過ぎない。30軒が1つの単位となった場合、なかなか納付組合が成立しないという問題が起こっているのだという。
納付組合単位で年間の報奨金を支払うという制度になっているので、10軒程度の町内会が連合して納付組合を作り、30軒以上の加入者をもって申請した場合、自分たちの手で年間の報奨金を割り振らなければならないという事務が発生する。
この問題をどう解決していくかという難しい課題も横たわっている。
上水道と下水道が一元的に管理され、上下水道課が実現した。その結果、請求書と納付書が一つにまとめられた。しかし、納付組合が組織されている上水道は、集団集金が実行され、下水道料金は、口座振替か戸別納付かに分かれてしまう。上水道も下水道もいっしょに集金できる状況が生まれつつあるのに、こういうへんてこな、ねじれ現象のような問題が起こっている。
「水道はみんなで集めているのに、下水道料金は農協に振り込みに行く。何とかなれへんの?」という問い合わせに対し、この答えを返しにいくのだが、「変やのー」というやりとりになるのが目に見える。
住民の方々からの問い合わせを調べていくと、面白いことがたくさん見えてくる。
こんなところからも議員の質問の構想が組み立ってくる。
生活に密着した声や願い。市町村は、そう言う声から出発して施策の改善がおこったりするからおもしろい。
「ねえ、ねえ、議員さん、ちょっと聞きたいんやけど」
この言葉には、宝物が眠っていたりする。
紀の川市議選でできていなかった9月民報ほぼ完成。
印刷して折り込んだら、年明けには12月議会報告の12月民報を作成する。
「議会報告しない議員は、税金泥ボーだ」
選挙の応援に来た中央委員会の方がそう言っていた。


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出来事

Posted by 東芝 弘明