本年、役場、最後の日 2005年12月28日(水)

出来事

今日中に役場に配達しておかないと、1月の4日にしか配達できなくなるので、日曜版をセットして、昼から配達に行った。1月1日号と8日号が合併となり、増ページになっている上に、2部、3部の挟み込みがあるので、セットするのにかなりの時間がかかる。
日曜版をセットしていると、事務所にMさんが来て、エベレストの山の中腹4000メートルまで登ってきた話をしてくれた。
人間はいきなり、高度の高いところに行くと、血中酸素の濃度が低くなって高山病になるらしい。通常の数値が100程度あるようだが、50程度になると意識がもうろうとしてきて、頭痛が起こり思考が働かなくなるようだ。深呼吸しないと息ができないような状態になり、酸素吸入が必要になる。
Mさんたちは、日程を短縮するためにヘリコプターで現地の手前に降りたようだ。その結果、血中濃度が50程度になり、夫婦ともに高山病にかかったという。
しかし、エベレストが鮮明に、大きく見え、ロケーションは抜群で感動したようだ。
「あれだけ嫌がっていた嫁はんが、気に入って、ネパールの本を借りてきて夢中になっとる」
Mさんはそういって笑った。
現地添乗員が日本語で説明してくれ、現地の人々とも交流を楽しんできた話は、聞いていてほんとに楽しいものだった。
エベレストという名前は、イギリス人のジョージ・エベレストという方の名前にちなんだものらしい。チベット名はチョモランマで、ネパール名はサガルマーターというらしい。
Mさんは、ネパール側から登ったので、エベレストと呼び、現地名をサガルマーターと言うと説明してくれた。
役場に行くと、総務課長が話があると言ったので、待つことにした。仕事納め式における町長の話は、30分もかからなかったので、みんな晴れやかに会場から出てきた感じだ。
本年役場最後の日。5時頃になるとみんな帰る雰囲気になって、ぼくと課長補佐の話を聞くような感じになった。
「来年もよろしく」
そういうと、ある課長は、
「いっぱい積み残しの問題があって、これから先どないなるんやろ」
机の上に肘をついて、自嘲気味に笑っていた。
夕方、事務所に戻ってから、集金に行った。
「寒いですね」
これがあいさつ言葉になった。
「昔の冬みたいです」
ぼくは、こう返事してまわった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明