天野小学校存続を求めた経緯

議員の活動

選挙が近づいた中で、どうも事実でないことが広がっているようなので、書いておきます。
それは、天野小学校の存続を求める修正案が日本共産党議員団の提案だったので賛成できなかった、というものです。
2012年12月議会に三谷小学校と天野小学校を廃止する議案が出されました。このときに、主旨に賛成する3人の議員の共同で地元同意のない天野小学校については、廃止の条例案から除く修正案を提出しました。提出する際に、日本共産党議員団は、共産党以外の3人の議員に対し、共同で修正案を提案する働きかけを行いました。この時に取ろうとしていた態度は、日本共産党の修正案に賛同を求めたのではなく、対等平等の共同提案という形にしたいというものでした。
ある保守系議員は、「考えさせてください」ということでしたが、本会議の当日の朝、共同提案者にはなっていただけませんでした。結局、働きかけた3人の議員のうち、共同提案者になってもらえたのは、女性議員1人だけでした。かつらぎ町議会の場合、修正案を提出するためには、2人以上の賛成が必要になります。日本共産党の議員団は2人いるけれど、日本共産党の提出した修正案ということではないので、3人の賛同者を代表して私が提案説明を行っています。したがって、提案の中には日本共産党を代表するような言葉は一切入っていません。

私たちは、保守の議員の提案であっても、道理のある者には賛成してきました。政治的な立場の違いを理由にして、反対するような態度は取ってこなかったということです。
2012年12月議会の「三谷小学校と天野小学校の廃止を求める原案」と「天野小学校の存続を求める修正案」に対する採決結果を書いておきます。原案に対しては、日本共産党の2人と女性議員、天野の地元議員が反対しています。この地元議員は、反対討論も行っています。しかし、これより先に審議された天野小学校の存続を求める修正案に対し天野の地元議員は、採決の時に席を外しており、採決に棄権しています。学校の廃止を求める議案というのは、極めてシンプルなもので、設置条例から住所と校名を削除するという形をとります。修正案は、廃止しようとしていた2校の内天野小学校を残すというものですから、廃止する学校は1校にとどめるというものでした。形式的には、これ以外の修正はしようがありません。天野の地元議員は、天野小学校の廃止を求める原案には反対し、修正案には棄権をするという分かりにくい態度となりました。

議員一人ひとりは、議会で取った態度について問われます。そのときにどう考えて行動したのかは、その人に聞かないと分からないことはあると思いますが、当時発生した事実を塗り替えることはできません。2012年12月の議会における天野小学校存続を求めることについて、日本共産党議員団は、積極的に見解を明らかにし、本会議場でも、誠心誠意、最後まで道理を尽くした態度を取ったと思っています。不十分さはあったかも知れません。しかし、少なくとも、日本共産党の提案だったからという理由で賛同を拒まれるような対応はしなかったと自負しています。最小限のことを書いておかないと、党の責任を果たすことはできないと思い、この文章を書くことにしました。


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Posted by 東芝 弘明