○○君て誰
メーデーで同級生に会った。デモの間中いろいろな話になった。
同級生の中に、どうしても思い出せない人物がいる。誰もが知っているやつとほとんど知らないやつに分かれる。
このことを、一つのモチーフにして書かれた作品が「二十世紀少年」だった。
浦沢直樹さんのこの作品では、最初のモチーフが、ラストシーンにも貫かれていた。
「?」
長い作品を読んだあとで、一番強烈に残ったのは、「○○君て誰」ということだった。
「ねえ○○君って知ってる?」
「いたような気もするけれど」
「うーん」
「覚えてない」
デモをしながら、今日は、友達との間でこういう会話になったという話を聞かされた。
現実に「二十世紀少年」のようなことはありそうだ。
「お前誰だ」
「知らないのかよ。○○だよ」
「俺って目立たなかったからなあ」
「うーん、何となく思い出したよ」
「ハハハ」
「二十世紀少年」には、同級生になりすまして、みんなの中にとけ込んで、一緒に笑うシーンがあった。
同級生の多い時代だったら、こういうこともできるかも知れない。
さて、
第85回伊都地方統一メーデーは成功した。
派遣労働の拡大反対。残業代をなくす改悪反対。大幅な賃上げ実現。
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