離任式と桜の花

出来事

笠田中学校の桜
笠田中学校の桜

離任式が終わったあとの笠田中学校に行き、教頭先生に挨拶した。1年間笠田中学校にいた教頭先生は、校長先生となって他の学校に行かれることとなった。子ども達との別れを体験した学校は、退職と離任という別れをもう一度経験する。

教頭先生と別れの言葉を交わして、駐車場に止めた車まで歩いて行くと、旧寄宿舎の手前に2本桜の花が咲いているのが見えた。

静かだった。

日本の春の訪れには、別れと出会いがある。桜の花は、短い期間しか咲かないのに、この別れと出会いをいつも見届けるかのように咲く。
別れを惜しむように桜の花が咲き、その花が散る頃になると新しい出会いが始まる。新しい出会いは、風に舞う花びらに包まれる。
たくさんの別れがあり、たくさんの出会いがある。
青い空に見守られるかのように、淡い色をした桜が風に揺れている。


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Posted by 東芝 弘明