ちびまる子ちゃん

雑感

赤旗の読者ニュース「清流」を2年ぶりに発行する。原稿が一通りできた。あとは誤りがないか見てもらうことになる。記事を書くときには、事実を重視する。今回の記事は、最初の認識とは大きく違うものになった。聞き取りをしているとこのことが鮮明に見えてきたのが原因だった。
自分の認識とは違うものをどうやって柔軟に受けとめて、自分の認識をあらためていくのか。大事なのは、事実をありのままに見ることだろう。自分の問題意識にこだわっていたら、どうしても事実を見るときにバイアスがかかってしまう。そうならずに新しい事実を受け入れて、問題意識を変更する。今回の作業にはこういうことが求められた。

『ちびまる子ちゃん』の作者さくらももこさんが亡くなった。今までほんの少し、ときどき『ちびまる子ちゃん』を見てきた。一番の思い出は、30歳の時当選祝いにFさんから『ちびまる子ちゃん』の漫画シリーズをプレゼントしてもらったことだ。彼女は和歌山市に住んでいた頃、友だちになった女性で、ぼくの第1回目の選挙の時、あなうんさーにきてくれた方だった。訃報のニュースに触れたとき、このプレゼントのことが蘇ってきた。主題歌だった『踊るポンポコリン』は、カラオケで何度も歌ったことがある。
さくらももこさんは享年53歳だった。ぼくたちの子ども時代とほぼ同じ時代だったのは、彼女がぼくよりも5歳年下だったからだ。ぼくが中学生だった頃、彼女は小学生だった。中学生の時に熱中していた西城秀樹さんやピンクレディーを彼女は小学生として体験していたということだ。

ちびまる子ちゃんは、これからもテレビアニメとして続いていく。『サザエさん』も『ドラえもん』も、『クレヨンしんちゃん』も同じ道を歩いている。作者が残してくれた作品は、人々の心に残る贈り物だ。ぼくたちの子ども時代に帰れるアニメがあること。それはありがたいことだと思う。
ご冥福をお祈りします。


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雑感

Posted by 東芝 弘明