議会だよりの編集会議があった

かつらぎ町議会

議会だより集委員会が9時からおこなわれた。ぼくは見開きの2ページを担当して、あとは編集長のように他の6人の委員が作成する「議案の内容」や「概要」について読んでチェックを入れたりした。今回の9月会議は、議案が少なく、質疑も少なかったのでボリュームが出なかった。作業も全体としては4時前に終了した。
苦労されたのは、追跡記事と子ども議会を担当した班だった。追跡記事というのは、今までの議員の質問がどのような経過を経て実現したのかを追求するものだ。これは、議員の一般質問を見て、何がどう実現したのかを追いかけなければならない。質問をピックアップするのにまず時間がかかる。本町の場合は、企画公室という課が、議員の一般質問の内容を把握して、それがどう実現したのかをまとめている。
議員の目から見ると、意見を言いたくなるようなまとめ方もあるが、この資料が役に立つ。子ども議会は、夏に行われた中学生議会を特集記事として見開きで見せるというものだ。子どもの発言原稿を要約して載せるというレイアウトになっていたが、この2つの記事を担当した班の作業が終わらずに、持ち帰り仕事となった。
ご苦労さまだと思う。

本町の議会だよりは、議会事務局に議員作成の原稿があつまる。事務局は編集の流れを把握して、議案の基礎データを作成し、議員の原稿と基礎データを編集委員会に提出する。議員は、基礎データと原稿に基づいて手書きのレイアウトを行い、それに対応する原稿を仕上げる。編集委員会は、議員の作成した原稿から落とす原稿を決め、字数をコントロールする。2人一組に分かれた班は、レイアウトを組むときに記事の内容を見て、補足的な説明となるリードや「概要」を作成し、見出しを作る。議会事務局は、議員が作成した手書きレイアウトとテキストデータを印刷会社に入稿し、印刷会社は、それをもとに版として組む。ぼくは、議員の編集作業時にInDesign(Adobeのレイアウトソフト)で版を組むので、手書きのレイアウトは作成せず、PDFデータとテキストデータを手渡すようにしている。

他の編集委員は、手書きのレイアウトに文字が入るように編集しているので、どうしても字数を数えて原稿が収まるようにしなければならない。自分が組んだラフスケッチと出来上がってきた物が一致しているかどうか、上がってこなければ最終的にはよく分からないことがある(ケースによってはページ内に収まらないので、印刷会社がレイアウトを変更して組む場合が若干ある)。なれている編集委員は、レイアウトと文字についてのバランス感覚が培われているので、「これで入ります」と言って話を前に進めていく。ぼくは内心、「これで入るんだろうか」と思う場合がある。でもそれは取り越し苦労だ。ぼくが、Macの画面を頼りにしながら版を組むのとは違う文字量感覚が育っている。手書きレイアウトとレイアウトソフトのどちらがしんどいかというと、手書きだろうと思う。手書きの方が、より精密に字数を計算しなければならず、レイアウトソフトの方が感覚的に編集できるというのは、なんだか妙だ。
こういう努力を経て議会だよりが出来上がる。この努力が住民に紙面力によって伝わり、読まれるようになればいいのだけれど、どれだけ読まれているのかは、よく分からない。

今回の紙面から「ユニバーサルデザインフォントを使う」ことと「写真の裁ちお落としを使おう」、「綴じ穴を開けない」、「インデックスは横にする」という編集の仕方が採用された。少しでも読みやすいレイアウトを。という点でも変化が起こりそうだ。
個人の抱負も書いておこう。
紙面の編集については、雑誌の紙面構成を参考にしたい。雑誌のかっこいい編集を真似るところから始めたい。


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かつらぎ町議会

Posted by 東芝 弘明