決算審査が本格的にはじまった
シャツ1枚だけでは涼しすぎるほどの気温だった。
朝、青空が広がっていた。
決算委員会が行われる第1委員会室に入ると、議員の中で上着を着ていないのはぼくだけだった。
「昨日は北海道で雪が降って、積雪20センチを記録した」
誰かが言った。
北海道では、夏の次にやって来たのは冬だった。というような感じだろうか。
決算委員会の審議が本格的にはじまった。今回は決算委員長を務めている。質疑が深く行われるように、議論を組織したいと思いながら進めている。みんなで一緒に物事を考えるための質疑という形があると思っている。議論を触発するような問いかけだ。最初は、そう思いながら議事を進めていたのに、途中からそういうことを考えずに、自分の問いたいことを最後に問うということを始めてしまった。
少し反省。
次回は、もう少し、議論を触発するような問いかけを意識したい。
決算委員会が終了すると6時30分だった。外はすっかり暗くなっていた。窓越しに月が見えた。
